Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士と行きたいレストラン

駅前の喧騒を離れて楽しむ日本料理「の坂」

恵比寿の駅前って最近すごく賑わっていて楽しいんだけど、紳士とのデートは落ち着いた静かなところで大人な雰囲気を楽しみたい。
そんな願いを叶えてくれるのは、駅から5分ほど歩いた小さなビルの2階にある「の坂」。

扉をガラリと開けると、「いらっしゃい」と大将が声をかけてくれる。
カウンター8席と小上り8席の小さな日本料理店。このこぢんまりとした雰囲気がまたイイ感じ。

一枚板の立派なカウンターに2人並んで座る。

富山出身の大将が出してくれるお料理は、地元の食材や日本海の旬の素材をふんだんに使った日本料理。
それに合わせるのは、富山の日本酒。
おまかせでお願いすると、お料理にあわせてぴったりの日本酒を出してくれる。これもまた嬉しい。最近の女子だって、日本酒飲むんです!

お料理は一品一品が丁寧に仕事されていて、すべてにおいてひと手間かかっているんです。こうゆうお料理に弱いんだよなぁ。
「いくら、子持ち昆布、きのこのお浸し」はいくらの弾力のある食感がとっても美味しい。たっぷりのいくらの下に隠れているのは、また違ったプチプチ食感の子持ち昆布。
食感のマリアージュで楽しい一品。

絶品だったのは「蟹の酒盗餡かけ」。大きな蟹の上に、たっぷりの酒盗を使ったソースがかかっていて、その下には卵が溢れます。ソースとの相性もばっちり。
これは日本酒がついつい進んでしまう。

いい感じにほろ酔いになってくると、一見頑固親父に見える大将との会話が弾んでくる。この時間がたまらなく楽しい。

濃厚なイカ墨ソースがたっぷり入ったさざえのいか墨焼き、青森シャモロックの炭火焼、〆のお茶漬けまで、女子でもぺろりと食べられちゃうおいしさ。

落ち着いたカウンターに、おいしい食事とお酒、そして大将との会話。これが大人のデートの楽しみ方だなと改めて実感。

今夜も紳士と素敵な夜を堪能。
おやすみなさい。

「の坂」

住所:東京都渋谷区恵比寿西1-3-8 廣田ビル2階
TEL:03-5728-3346
営業時間    平日18:00~24:00(Lo23:00)
土曜18:00~23:00(Lo22:00)
定休日     日曜・祝日・年末年始
URL:http://www.nosakaebisu.com/index.html#TOP%20Page

はつ

1984年生まれ、都内在住。好物はワインと和食とオシャレなカウンター。

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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