Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき魅惑のモロッコ

⑤モロッコ料理

みなさん、Sana Saida!
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

第5回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコ料理についてお話します。
お正月(伝統料理)と言えば、日本ではお雑煮やお節料理ですよね。今回はモロッコの伝統料理と訪れた際には是非チャレンジして頂きたい食べ物をご紹介します。

1️⃣日本でも馴染みのあるモロッコ料理
「モロッコの伝統料理は?」と聞かれてどんなものを想像しますか?私の周りでは「想像がつかない」という回答が多いのですが、意外と聞き馴染みのあるお料理が多いんです!

では早速ですが、1番有名なのが『タジン鍋』です!いかがですか?「あっ、知ってる!」と思われた方も多いのではないでしょうか。日本でも一時期、お野菜を蒸したり、無水調理器具として流行っていましたよね。

モロッコでは牛肉タジン、鶏肉タジン、野菜タジン等があり、中でも私のおすすめは何と言ってもケフタタジンです。ケフタとは、ミンチ肉のことを表し、ミートボールのトマト煮のようなお料理です。またモロッコの北部の方へ行けば、イワシの入ったフィッシュタジンも食べるができます。
そして次に外せない有名な伝統料理は『クスクス』です!世界最小のパスタ、クスクス。

モロッコではお祝いの時や礼拝の日とされる金曜日に頂きます。残念ながらレストランでは美味しいクスクスに出会うのが難しいです。家庭で作られるクスクスは2時間以上も時間を掛け、手間ひまと愛情がたっぷり詰まったしっとりホクホクの仕上がりで、レストランで食べたものとは雲泥の差でした。

2️⃣一度は試したいモロッコの伝統料理
なんといっても代表的なのが、『ハリラスープ』です。日本でいうお味噌汁のポジション的な存在です。

お店や家庭によって具材は変わりますが、ヒヨコ豆やチキン、トマトをベースとする優しいお味のスープです。寒い日や食欲がない日には特に恋しくなります。
次に甘さとしょっぱさが生み出す美味しさ、『パスティラ』。

パリパリの皮の中に鶏肉やナッツの炒め物が包まれており、上にはお砂糖とシナモンがまぶされています。全く味の想像がつかず、恐る恐る食べてみたら、お気に入りの一つになる程の美味でした。甘味が苦手な方はオーダーの際にまぶす砂糖を少なめもしくは抜きにすると良いのではないでしょうか。
最後は『ケバブ』!日本ではトルコ発のケバブサンドが有名ですね。モロッコでは串焼きにされたお肉が主流で、プレートで提供されることが多いです。

お店によって味付けや盛り付けが違うので、お気に入りの一つを見つけるべく食べ比べが楽しかったです。

3️⃣おすすめのお料理
伝統料理ではないのでしょうが、モロッコでは美味しい『ローストチキン』が破格で食べられます。

こちらもお店によって特色があり、スパイシーなものや表面がクリスピーなもの、また付け合わせのライスの味が違います。私はその日の気分で行くお店をチョイスしていました。
『タコス』もおすすめです。初めメキシコ料理のタコスを想像していましたが、全く別物でした。

チキン、牛肉、ミックス等から選べます。皮の食感が癖になり、繰り返し食べていました。
個人的にはタコスとの違いが、皮の形以外にわからないのですが、味がそっくりな『シャワーマ』と呼ばれるサンドもあります。見掛けた際は是非トライしてみてください。

以上、第5回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコの伝統料理と訪れた際には是非チャレンジして頂きたい食べ物をご紹介しました。
モロッコ料理はスパイスがたっぷり使われていますが、辛みがなく優しいお味のものがほとんどです。スパイスは体にも良いので、機会があれば是非食べてみてくださいね。
では、また次回お会いしましょう。

MIDORI

兵庫県出身。神戸女学院大学卒業。

現在は企業に勤める傍ら、アクセサリー作家として活動中。

大学卒業後は某メガバンクに勤務。プライベートでは海外旅行に魅了され、休みを見つけては旅立っていた。気づけば渡航歴25ヵ国!

その25ヵ国目のモロッコで運命の出逢いがあり、第二の故郷となる。

『日本とモロッコの架け橋』になるべく、モロッコの魅力を伝えようと一念発起し『Beauty Japan関西大会2020』にチャレンジ。

関西大会では本執筆権利を得る『男子専科賞』を受賞。

モロッコの魅力をご紹介しつつ、他ではあまり知ることのない経験談も交えてお伝えします。

 

Instagram

https://www.instagram.com/amorah_midori

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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