紳士が知るべき魅惑のモロッコ
⑩世界遺産!ヴォリビリス遺跡
みなさん、Salam Alaykum!
第10回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、みなさまお待ちかねのユネスコ世界遺産【ヴォリビリス遺跡】です。40ヘクタールを超える広大な土地に非常に珍しく保存状態の良い遺跡が広がっています。早速、ご紹介していきましょう!
1️⃣アクセス
まずは鉄道でメクネスへ向かいます。そこからはグランタクシーと呼ばれる乗合タクシーでヴォリビリス遺跡の入口まで行くことができます。
2️⃣見学にあたって
冒頭でもお話した通り、かなり広大な土地に広がるため、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。またじっくり回るには数時間掛かるため、余裕をもった計画をおすすめします。
3️⃣見どころ
「ヴィーナスの家」をはじめ、「ディオニュソスと四季の家」など、保存状態の良いモザイク画がたくさんあります。色褪せることなく、色彩をはっきりと目で見ることができます。
デクマヌス•マクシム通りには何本もの塔が建ち並び、その間を通るとタイムスリップしたような不思議な感覚になります。
そしてヴォリビリス遺跡を代表する「カラカラ帝の凱旋門」は紀元277年に建造されたと言われています。かなり重厚な作りで、とてもこんなに長い年月を経たとは思えない佇まいでした。
なんといっても外せないのが「フォーラムとバシリカ礼拝堂」です。バシリカはローマ時代、裁判や公的な会議、集会として使われていました。遺跡の中では最も大きなモニュメントなんだとか。私はこのモニュメントに1番感銘を受けました。
今の時代、直接赴いて目で見て手で触れることはなかなかできません。以前のような自由に旅ができる時代が早くやってくるように願っています。本編を通して遺跡ツアーを楽しんで頂けたら幸いです。
では、みなさままた次回お会いしましょう。
MIDORI
兵庫県出身。神戸女学院大学卒業。
現在は企業に勤める傍ら、アクセサリー作家として活動中。
大学卒業後は某メガバンクに勤務。プライベートでは海外旅行に魅了され、休みを見つけては旅立っていた。気づけば渡航歴25ヵ国!
その25ヵ国目のモロッコで運命の出逢いがあり、第二の故郷となる。
『日本とモロッコの架け橋』になるべく、モロッコの魅力を伝えようと一念発起し『Beauty Japan関西大会2020』にチャレンジ。
関西大会では本執筆権利を得る『男子専科賞』を受賞。
モロッコの魅力をご紹介しつつ、他ではあまり知ることのない経験談も交えてお伝えします。