Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき魅惑のモロッコ

⑧民族衣装〜ジュラバとカフタン〜

みなさん、Salam Alaykum

第8回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコの民族衣装についてご紹介します。

皆さん、どんなものを想像しますか?色はどんなイメージですか?同じモロッコでも民族によって衣装に違いがあります。では早速ご紹介していきましょう。

1️⃣民族衣装の種類

モロッコの民族衣装は大きく分けて2種類あり、「ジュラバ」と「カフタン」と呼ばれています。

簡単に説明すると

「ジュラバ」はフードが付いており、普段着として着用されます。

それに比べて「カフタン」は襟が無く、結婚式などのお祝い事の際に着用されます。

また女性用のイメージが多いですが、女性用だけではなく、男性用も存在しています。

2️⃣ジュラバ

ジュラバは普段着のため、ほとんどの現地女性が外出時に着用しています。それは季節を問わず、年中長袖にロング丈です。イスラム教徒の女性は、以前にも説明した通り肌の露出を避けるためです。

大半の方はジュラバの下に長ズボンを履いています。トップスに関してはジュラバで完全に隠れるので、人それぞれなんだとか。恐らく夏場はTシャツなど薄手のものを着ているのでしょう。

デザインはさまざまで、色もカラフルなものからシックなものまで選択肢がたくさんあります。ベースの形は同じでも、選ぶ色や刺繍、柄でイメージは全く変わってきます。意外とジュラバファッションを楽しむことができるんです。

3️⃣カフタン

カフタンは結婚式などのお祝い事で着用されます。花嫁さんはもちろんのこと、参列者も着用します。カフタンはジュラバに比べて丈も長く、とても華やかです。重ね着のような二重のものや、シフォン、レースなどが使われ、様々なデザインから選ぶことができます。私は購入しましたが、レンタルもできるそうです。

4️⃣その他の民族衣装

各地域によって異なるようですが、南部のベルベルスタイルをご紹介します。お家では家族だけであれば洋服を着ていますが、出掛ける時にはこの黒いスカートを履き、白い布で顔まわりを覆います。

そして結婚式で着用されるベルベル衣装は、たくさんの装飾が付いた冠を被ります。また、式の際にはベルベル音楽が流れ、参加者全員で踊ります。

第8回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコの民族衣装についてご紹介しました。説明より視覚で捉えた方がイメージが沸きやすかったのではないでしょうか。私は個人的に民族衣装が好きで、試着するのも楽しいですが、見ているだけでもワクワクしてきます。皆さんはいかがでしたでしょうか。

では、また次回お会いしましょう。

MIDORI

兵庫県出身。神戸女学院大学卒業。

現在は企業に勤める傍ら、アクセサリー作家として活動中。

大学卒業後は某メガバンクに勤務。プライベートでは海外旅行に魅了され、休みを見つけては旅立っていた。気づけば渡航歴25ヵ国!

その25ヵ国目のモロッコで運命の出逢いがあり、第二の故郷となる。

『日本とモロッコの架け橋』になるべく、モロッコの魅力を伝えようと一念発起し『Beauty Japan関西大会2020』にチャレンジ。

関西大会では本執筆権利を得る『男子専科賞』を受賞。

モロッコの魅力をご紹介しつつ、他ではあまり知ることのない経験談も交えてお伝えします。

 

Instagram

https://www.instagram.com/amorah_midori

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ