紳士が知るべき魅惑のモロッコ
⑨モロッコで話されている言語
みなさん、Salam Alaykum!
第9回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコで話されている言語についてお届けします。
1️⃣公用語
モロッコの公用語は何だかご存知ですか?
以前にも少しご紹介したので、ご覧になった方はすぐに想像がつくかもしれません。アフリカ大陸にあるモロッコですが、その民族はアラブ人とベルベル人で構成されています。
アラブ人が話す言語といえば…そう!アラビア語です。そしてベルベル人が話すベルベル語です。
近年、アラビア語の需要が増えてきており、世界的にもアラビア語人口が著しく増加しているようです。代表的な国を挙げると、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)等です。
以前、アラビア語圏を調べてみたところ、想像以上に広範囲だったのを覚えています。
2️⃣モロッコ方言
実はアラビア語にも日本語と同じように標準語なるものと方言があります。モロッコで話されているアラビア語は特殊でモロッコ方言と呼ばれています。そのため、UAE等で話されるアラビア語とは異なります。
3️⃣その他の言語
モロッコではアラビア語とベルベル語が第一公用語とされています。
観光客に対しては主にフランス語が話されます。フランス領であった名残やアクセス良好なヨーロッパからの観光客が多いことなどが考えられます。また大学の講義はフランス語で行われており、フランス語が第二公用語とされています。
しかし北の街へ行くと、以前にもお話ししましたが、このフランス語に代わって、スペイン語が多く話されます。
観光の中心地や外国人向けのホテルでは英語が通じます。しかし、ローカルエリアでは現地語のみであったり、店員さんも頑張ってくれるのですが、日本人にはあまり馴染みのないフランス語であることがほとんどです。
4️⃣現地で使えるフレーズ
使用頻度が高いと思われる5つのワードをご紹介します。これをおさえれば、現地でも大活躍間違いなし!
1.Salam Alaykum(サラマリーコム)
本シリーズの冒頭でも必ず登場する基本的な「挨拶」です。こんにちはといったものですが、英語のHello(ハロー)のように昼夜問わず使える挨拶です。お店やレストランに入った時の挨拶として、また店員さんに話し掛けたい時などにも使えます。
2.Chokran (シュークラン)
「ありがとう」という意味です。
3.Atay (アテイ)/Atay bla sukkaru (アテイ ブラ スッカル)
「お茶」/「お茶(ノンシュガー)」という意味です。モロッコの国民的な飲み物、ミントティーを注文する時はこれで通じます。
4.B chhal(ブッシャハール)
「いくらですか?」という意味で、値段を尋ねる時に使います。
5.🚹Zwin(イズウィン)/🚺Zwina(イズウィーナ)
「可愛い/素敵/美味しい」という意味で、人や物、味等、幅広く褒める時に使えます。
※発音が気になる方はプロフィールに貼ってあるリンクよりInstagramに飛べますのでそちらのIGTVをご覧下さい。
第9回『紳士が知るべき魅惑のモロッコ』では、モロッコで話されている言語についてお届けしました。4️⃣でご紹介した5つのワードにトライして、現地での体験をより深めて楽しんでくださいね。
では、また次回お会いしましょう。
MIDORI
兵庫県出身。神戸女学院大学卒業。
現在は企業に勤める傍ら、アクセサリー作家として活動中。
大学卒業後は某メガバンクに勤務。プライベートでは海外旅行に魅了され、休みを見つけては旅立っていた。気づけば渡航歴25ヵ国!
その25ヵ国目のモロッコで運命の出逢いがあり、第二の故郷となる。
『日本とモロッコの架け橋』になるべく、モロッコの魅力を伝えようと一念発起し『Beauty Japan関西大会2020』にチャレンジ。
関西大会では本執筆権利を得る『男子専科賞』を受賞。
モロッコの魅力をご紹介しつつ、他ではあまり知ることのない経験談も交えてお伝えします。