紳士が知るべき日本の逸品
【鯖江のメガネフレーム】かける人の気持ちを想う谷口眼鏡

職人の手によって、豊富な色柄を生かす美しい艶や温かみのある質感に仕上げられる、オリジナルブランド「TURNING (ターニング)」のフレーム。
オケージョンや服に合わせて、あるいは気分で使い分けたいメガネだ。

「かける人のために」という作り手の意識と、妥協を許さない職人魂が黙々と作業を続ける姿に現れる。
お客さまとの信頼関係を築くため、小売店との連携強化にも努めている。
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顔のイメージを左右するメガネ。
ダンディズムを追求するなら、一歩とはいかなくても、半歩でも冒険する意気込みでメガネを楽しんでほしい。
谷口眼鏡は小規模ながら、半世紀余に渡り企画から製造までを一貫して行う、プラスチックフレームのメガネメーカーだ。
素材は自然由来のアセテートとセルロイドが中心。
9割程をしめる前者は発色のよさが魅力で、主にイタリアの生地を使う。
後者は渋い色みが特徴で味わい深く、根強い人気がある。
日本製メガネフレームの90%以上が福井県鯖江市で生産されているが、その歴史は古く110年ほど前に遡る。
雪深い福井の冬を支える村の産業とするべく先を見据えた村会議員が、メガネフレームの修行に手先の器用な大工を大阪へ連れて行き、また大阪からも職人を連れてきたのが一大産地となったきっかけだった。
世界で初めて、1980年代にチタンのメガネが誕生したのも鯖江だ。
職人の手で、デザインによっては200~300の行程をかけてじっくり作られる谷口のメガネ。フロントが重くならない重量のバランス、摩擦力をかけて前にずれないようにする太めのテンプル、日本人のためのノーズパッド、滑らかな裏側の仕上げ等、感性に人間工学や物理学も駆使した精度の高いもの作りの連続が、軽いフィット感につながっていく。
頭を締め付けたり痛くなったりしないホールド感、かけ外しする際のスムーズさといった普段のかけ心地に関わる弾力性。
さらにアクシデントによる衝撃が加わったときに、目や顔を傷つけないフレームの弾力性も重要。常にかける人の安全や気持ちを考える、職人気質の熱い想いが凝縮されたフレームが谷口のメガネだ。
谷口眼鏡
〒916-1221
福井県鯖江市西袋町228
☎ 0778-65-0811
http://www.turning-opt.com
■福井編
神に供え天皇に捧げる食物 〝 御贄(みにえ)“ を供する “ 御食國(みけつくに)” であったのをはじめ、江戸から明治にかけて活躍した北前船の寄港地(三国湊と敦賀港)があるなど、奈良京都に近い要衝であり、多くの文化や歴史を積み重ねてきた福井。
現在は幸福度N0.1の県として知られ、日本の原風景が残る当地では風土や歴史、人々が育んできた数々の逸品がある。
代々受け継がれてきた匠の技。職人気質が物語るこだわり。
伝統を守りながら、日々研鑽する男たちの逸品をご紹介。











