Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき女性のもてなし方

ご存知ですか?女性が注目する魅惑のスープ

12月に入りめっきり寒くなってきましたね。

一口飲むだけ冷え切った身体が温まる「スープ」がおいしい季節です。スープの良いところは、好きな材料を煮るだけでできる簡単なレシピなのに、野菜など素材の栄養をしっかりいただけること。パーティーや忘年会など外食の機会が多いこの季節、食べすぎが気になる女性にとっては、シンプルにおいしいスープは一番のごちそうかもしれません。

一口にスープといっても、その味付けのバリエーションの豊富さは驚く程多くあります。でも、おいしさを決める条件は、たった1つ。それは「出汁」です。おいしい出汁なくして、良いスープはできません。今回ご紹介するのは、いま注目の出汁「ベジブロス」でつくるスープ。金色に光る美しくおいしい一皿で、気になる女性の心をつかみましょう。


~究極の野菜出汁「ベジブロス」~
「ベジブロス」とは野菜のクズから取る出汁です。野菜のヘタや皮・種・切れ端などの普段は捨ててししまっていた部分をコトコト煮込んでつくる野菜の出汁。
土の中の害虫や細菌、紫外線から身を守ってくれる皮、これから成長するために存在している種やヘタには、野菜の栄養が凝縮されているのだそう。
どんな栄養が含まれているのかというと、その名はファイトケミカル。近年では天然の第7の栄養素として注目されています。
ファイトケミカル効果の中で一番注目されているのが抗酸化力です。活性酸素を除去する強力な抗酸化力は、免疫力をアップして老化の進行を遅らせる効果が期待されるとして、研究者も注目しているそう。
捨てるはずだった野菜くずを使うのですから、エコに繋がるのも嬉しいところですね。

美肌やアンチエイジングに日々気を遣っている女性には、とっても興味深い「ベジブロス」。作り方はとっても簡単。

~ベジブロス(1L分)のつくり方~

①できるだけ多くの好みの野菜のヘタ・皮などの野菜のクズ(目安:両手いっぱい)をよく洗う。

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野菜くずは一度にたくさんはたまらないもの。野菜を使ってその都度出た分をジップロックなどに入れて冷蔵庫にキープしておくのもコツの1つ。

 

②鍋に1300mlの水と①の野菜くず・酒小さじ1を入れる。
(この時の酒が野菜の臭みを消して、旨みを引き出す。)

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③20~30分ほど、弱火でコトコト煮込む。
(強火にすると野菜がに崩れるので注意。アクもファイトケミカルなのでとらない)

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④できあがったスープをザルで濾す

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⑤できあがり

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     参照:「ベジブロスをはじめよう。」著/タカコ・ナカムラ

 

野菜のくずをお鍋に入れてコトコト煮込んで濾すだけで、簡単に完成する黄金色のだし。できあがったベジブロスはまろやかな甘味と旨みが口に広がります。
おいしい塩を少し足すだけでできあがる絶品のスープは、一口飲むとスープを通った内臓が、浄化されてキレイになっていく気がします。

今回はスープにしましたが、この究極の野菜だしを使ったお料理は、すべてにおいて深く優しい味がします。
男性でも、普段お料理をされる方は、いつもの料理のレベルがグンとあがることにびっくりすることでしょう。
~高級な贅沢スープよりも~
世の中には魅力的でおいしい料理はたくさんあり、お金をかければ高級なスープをいただくこともできます。でも、相手の健康を気づかい手間ひまかけて作ったスープは格別です。紳士の心がこもった一皿は、どんな高級ディナーよりも女性にとって嬉しいおもてなしになることでしょう。

 

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お料理をされないまでも、「ベジブロス」というキラキラ輝く黄金色のスープの存在を知っていて、さらりと話題に出す男性は、女性からするととてもスマートな紳士だと思います。
NYのセレブの間では、骨から取るボーンブロスとともに、コーヒーのようにベジブロスを飲みながら街中を歩くのがここ数年のブームにもなっているのだとか。

この冬は、煮出すことで野菜の栄養がまるごと摂れる魔法のお出汁「ベジブロス」を、大切な方と楽しんでみてはいかがでしょうか。

サロネーゼのご紹介

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第9回記事担当サロネーゼ 國行 志保(くにゆき  しほ)
料理教室Shiho’s Veggie Circle主宰

野菜が信じられないほど食べられるレシピが評判をよび、アメリカと日本で料理教室を開く。
現在は武蔵小杉のサロン「Shiho’s Veggie Circle」にて随時おうちレッスンを開催。
企業へのレシピ提供やWEBサイトへの料理コラム連載、百貨店を始めとする外部でのデモンストレーションなど幅広く活動中。料理ブログ「おいしく食べちょる?」も大人気。

http://salonezecaffe.com/introduction/2014/03/post-81.html

 

 

 

 

 

サロネーゼカフェ©  

自宅をサロンに、お料理やマナーなどを教える先生、サロネーゼが集まるコミュニティ。
主に二子玉川やたまプラーザを中心に約100名超のサロネーゼが登録。
サロネーゼが講師のイベント企画やキャスティング協力、企業とコラボした商品やサービスの提案、プロモーションなどのお手伝いをしている。
また、新しい女性の生き方であるサロネーゼを応援するために、3月6日を「サロネーゼの日」として記念日制定。

サロネーゼカフェ© HP    http://salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェ© Facebookページ   https://www.facebook.com/salonezecaffe/
運営会社 有限会社ハッピー・キューブス HP   http://happycubes.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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