Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき女性のもてなし方

クリスマスだから始めませんか?心を贈るプレゼントの習慣

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きらめく街のイルミネーションに彩られ、今年も華やかなクリスマスシーズンがやってきました。
大切なあの人へ。
2016年に贈るクリスマスギフト、今年の貴方の作戦は既に準備万端、整っていらっしゃいますか?

 

~女性にプレゼントをしたのはいつの事?~

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「最後に贈ったプレゼント? ああ、誕生日だったかな、記念日だった。いやあ、昨年のクリスマスプレゼントが最後かなあ」

そんな世の紳士方が答えそうなシチュエーションを想像してみた時、なぜかふと思い出したのは、以前住んでいたNew Yorkの街中で見かけた男性達の後ろ姿でした。

例えばそれはマンハッタンの雑踏の中、スーツ姿の男性が手に数輪の花束を握って颯爽と歩いている場面であったり、またある姿は、町のギフトショップで、大きな男性が背中を丸めて小さなメッセージカードを真剣に選んでいる後ろ姿だったりと、アメリカならばきっとどこにでも存在しそうな男性たちのそんなたわいもない日常風景。

 

~さりげない日常の贈り物にこそ、グッとくる~

この華やかなギフトがあふれる季節に、そんな見ず知らずの男性達の姿を思い出したのは、アメリカの男性たちは日常の中で女性に、家族にと、ギフトをさりげなく贈る習慣に長けていて、その姿を街で垣間見るたび、それらはとても素敵な事として私の目に映り、心を形に贈ることが上手な彼らと、そしてそれを受け取る女性たちの人生は、倖せだろうなと感じていた事が、どうやら今でも憧れに近い形で記憶の中に残っていたようなのです。

バブル時期にもてはやされた値段の華やかなプレゼントは、今でももちろん!(笑)素敵だとは思うけれど、年を重ねるにつれその中だけに倖せがあるのではなく、相手への「日々への想い」を形に表した小さなプレゼントの連続の方が、女性が求めている幸せなのではないのかなと、そんな思いが生まれてきました。

付き合ったばかりの頃にはマメにプレゼントをする場面が多かったなと昔を振り返る紳士方もいらっしゃることでしょう。

そして今まさに、素敵な彼女にここぞと華やかなプレゼントを素敵に用意されている男性方もきっと多いことでしょう。

でも多分、素敵な紳士というのは、一瞬だけの花火のような華やかさではない、若者にはない素敵な時の積み重ねを感じさせてくれる人だと思うのです。

それはある時さりげなく渡された数本の花の束だったり、「これ美味しいって聞いたものだから」と渡された小さなBOXに入ったチョコレートやマカロンだったり、

「あら、いつの間に?」思わずにっこりさせられたのは、気になっていた2枚の映画チケットだったりと。

彼女の日常の微笑みが増えるだけ、きっと貴方も幸せになるし、そしてその笑顔を作れる貴方は彼女だけではなく周りの女性から見てもきっと素敵な男性のはず。


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ちょうど折しもきらめく街を見渡せば、ほら、あちらにもこちらにも。私を選んでと様々なギフト候補が貴方に向かってささやいています。

プレゼントを贈りやすいこの季節だからこそ、プレゼントを贈ることを「クリスマス」まで待たないで、ハレの日以外にさりげなく渡すスマートな贈り物はきっと貴方の紳士度を上げてくれる事でしょうし、そんな日々を重ねる男性に「女性にプレゼントを贈ったのはいつですか?」と質問したら、きっと素敵な微笑みと共に「ああ、つい先日ね」。

そんな言葉が口から出るような、素敵な空気感を纏った紳士になれるのではないでしょうか。

街のイルミネーションと華やかなお店のウインドーを見ながら、ふと思ったそんなこと。


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心も街もきらめくこの季節。
どうぞ素敵な12月をお過ごしくださいね。

 

サロネーゼのご紹介

yamashitakumiko

第8回記事担当サロネーゼ 山下久美子(やました くみこ)
おもてなし洋菓子教室Sugar Box Studio 主宰

シェ松尾サロン・ド・テでパティシエを務めた後、夫の転勤でアメリカへ。NY州、CT州に駐在する日本人妻達の間で繊細なお菓子が話題となりスイーツレッスンを開始。現在は「自宅のキッチンが、洋菓子店になる」をコンセプトに、目黒区自宅サロンでのレッスン他、国内外レストランへのレシピ提供、外部講師など幅広く活躍中。

http://salonezecaffe.com/introduction/2013/06/post-54.html

 

サロネーゼカフェ©  

自宅をサロンに、お料理やマナーなどを教える先生、サロネーゼが集まるコミュニティ。
主に二子玉川やたまプラーザを中心に約100名超のサロネーゼが登録。
サロネーゼが講師のイベント企画やキャスティング協力、企業とコラボした商品やサービスの提案、プロモーションなどのお手伝いをしている。
また、新しい女性の生き方であるサロネーゼを応援するために、3月6日を「サロネーゼの日」として記念日制定。

サロネーゼカフェ© HP    http://salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェ© Facebookページ   https://www.facebook.com/salonezecaffe/
運営会社 有限会社ハッピー・キューブス HP   http://happycubes.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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