Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき女性のもてなし方

夏は冷たい料理で!〜夏に女性を招いてもてなすなら〜

料理男子という言葉をよく耳にするようになった今、男性専門の料理教室なども増え、身近 にも料理をする男性が増えてきました。 そんな中、女性に喜ばれる夏ならではのもてなしとは、どのようなものなのでしょうか。

 
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料理男子はモテる!?

ひと言で料理男子と言っても、女性ウケするかしないかはさまざま。 夏なら涼やかなメニューを用意したり、器を冷やしたりするだけでも季節感が出て、女性に 喜ばれます。ただし、あまりに手の込んだ料理は、女性によっては敬遠されてしまうことも・・ それよりも簡単に出来て季節感のあるメニューで、男性ならではのスマートなもてなしを 心がけましょう。
ここでは、料理初心者でも簡単に作れるおすすめメニューをご紹介します。

簡単夏のもてなしメニュー

例えば「サラダ」。 サラダひとつにしても普通のグリーンサラダに果物をプラスするだけで、ぐっとオシャレ に。夏ならイチジクや、桃などがオススメです。また、思い切って果物だけのサラダにして みたり、そこにモッツァレラなどのチーズを加えても女性好みのセンスの光る一品になり ます。

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こちらは、「オレンジとカッテージチーズのサラダ」。
輪切りにしたオレンジにカッテージチーズを散らし、塩少々とオリーブオイルを回しかけ てミントを散らしただけの一品。ミントがアクセントになってとても美味しいです。オレン ジのサラダは、シチリアの定番サラダ。オレンジは一年中手に入りますし、見た目も涼しげ ですね。スライスした玉ねぎやセロリをプラスしたり、オリーブや好みのナッツを加えても いいでしょう。

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「アサリの冷製ワイン蒸し」。 食べ慣れたアサリのワイン蒸しでも冷たくするだけで印象ががらりと変わります。 上に散らすハーブはオーソドックスにパセリでもいいですし、エスニック好きの女性なら パクチーにしても喜ばれます。

どちらもとても簡単なメニューですが、器ごと冷やすことを忘れずに。 涼しげな料理こそ、器に触れた時にひんやりすると嬉しいものです。
シンプルな料理ほど、細やかな気遣いが大切ですね。

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野菜やバケットに合うディップを数種類。
無理をして凝った料理を増やすよりも、簡単にできるディップ系を用意する方がいいでし ょう。

人を招く時にしてしまいがちなことが、がんばり過ぎてしまうこと。 自分も疲れてしまいますし、余裕の無さは伝わってしまうもの。もてなされる側も気を使わ ずにリラックスして楽しめるような、ラフなメニューがオススメです。

例えば、「ハニーマスタードマヨネーズ」。 名前の通り、はちみつ、マスタード、マヨネーズを混ぜるだけのお手軽ディップです。

もう一つは、「パセリとアンチョビのサルサベルデ」。 「サルサベルデ」とはイタリア語で緑のソースという意味。本来は塩漬けケッパーなども入 りますが、簡単にパセリとアンチョビだけでも十分に美味しくできます。 作り方はこちらも簡単。たっぷりのパセリと 1,2 枚のアンチョビをみじん切りにしてココ ットなどに入れ、上からオリーブオイルを注ぐだけです。野菜に付けてもバケットに塗って も美味しい、パセリの青臭さを全く感じさせないソースです。

さぁ、あとは料理に合うドリンクを数種類。すっきりとしたシャンパンや白ワインを合わせ れば、料理も会話も進むはずです!

たまにはテラスで

私の住んでいたギリシャでは、テラスやお庭で日常的に食事をしていました。 ギリシャ人はとにかく外が大好き。レストランやカフェに行っても店内はガラガラで テラス席にしかお客さんがいないなんてこともしばしば・・ 自宅での食事や、友人を招いてのホームパーティも頻繁にテラスで楽しみます。 ただ、暑い時間はあまり外に出たくないので、夜九時頃からようやく集まって深夜まで続い たり。ご近所さんも毎日のことではないので目をつぶってくれます。 風を感じて開放感があり、とても気持ちがよく、会話もいつも以上にはずむものです。 また、夏の料理で頻繁に使われるのがミント。野菜のオーブン焼きに刻んだミントを散らし て、冷やして食べる「ブリアム」も夏の定番ギリシャ料理です。

暑い日でも、夕方涼しくなってからテラスで食事を楽しむ。
それだけで普段と違ったスペシャルな時間になります。
夏らしい食材を使い、涼しげなメニューを冷たい器でもてなす。 普段の料理を少しアレンジするだけで、そして場所を変えてみるだけでも、様々な楽しみ方 があるはずです。夏ならではの自分らしいもてなし方を是非見つけてみてください。

 

サロネーゼのご紹介

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第4回記事担当 堀越友美(ほりこし ともみ)
ワインアドバイザー オリーブオイルソムリエ

ギリシャのレストランで働いたことがきっかけとなり、ヨーロッパの食文化に興味を持つ。
その後イタリアでホームステイをし、マンマの味に魅了され、イタリア各地で家庭料理を学ぶ。
2007年に自宅サロン クッチーナトモミをオープン。
簡単なのにホームパーティーに大活躍のメニューが評判を呼び、山梨や、千葉、埼玉など、遠方からも生徒さんが訪れる人気サロンに。
企業へのレシピ開発の他、前職がトークショーやイベント司会など話す仕事だったことから、三越本店やさまざまな場所での公開レッスンなども行う。
http://salonezecaffe.com/introduction/2014/11/post-93.html

 

サロネーゼカフェ©  

自宅をサロンに、お料理やマナーなどを教える先生、サロネーゼが集まるコミュニティ。
主に二子玉川やたまプラーザを中心に約100名超のサロネーゼが登録。
サロネーゼが講師のイベント企画やキャスティング協力、企業とコラボした商品やサービスの提案、プロモーションなどのお手伝いをしている。
また、新しい女性の生き方であるサロネーゼを応援するために、3月6日を「サロネーゼの日」として記念日制定。

サロネーゼカフェ© HP    http://salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェ© Facebookページ   https://www.facebook.com/salonezecaffe/
運営会社 有限会社ハッピー・キューブス HP   http://happycubes.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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