Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき女性のもてなし方

夏の疲れたからだに

残暑が厳しい季節となりましたね。
夏の疲れが出ているころではないでしょうか?

冷房が効きすぎて、寒いくらいの室内から一歩外に出ると高温多湿。そんな移動の繰り返しで体温調節にもエネルギーを使います。
更に仕事のストレス、過労、睡眠不足などから、なかなか抜けない疲労感、倦怠感で悩まれていませんか?

もしこのような不調で悩まれている方は是非、薬膳生活を取り入れ、体質改善をめざしてみましょう!

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『薬膳』と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?

・生薬を使った特別なお食事
・薬臭い
・まずい、苦い
・難しそう・・・

など、誤解されたイメージをお持ちの方も多いはず。

薬膳とは、予防医学を主とした、中国の伝統医学を基に、健康維持、病気の予防、病後の回復等を目的としたお食事の事です。
生薬を使わなくても、食材の組み合わせ次第で薬膳料理は作れます。
大切なのは、ご自身の体質に合ったものを摂取しているかということ。
以下のちょっとした知識を活用し、体質に合ったお食事を選択する、薬膳生活を始めてみてくださいね。

『医(薬)食同源』という言葉があるように、食べ物は薬になります。
食材にはそれぞれ性質、効能があります。

・身体を温める温熱性の食材
生姜・にんにく・ネギなどの薬味類、唐辛子、シナモンなどのスパイス類、鶏肉、牛肉、羊肉、エビなど

・身体を冷やす寒涼性の食材
キュウリ・西瓜・苦瓜などの瓜類、トマト、レタス、バナナ、アサリ、シジミ、蟹など

そして温めも、冷やしもしない穏やかな性質(平性)の食材があります。
平性の食材は、米、豆類、イモ類、卵、豚肉など。

春夏は寒涼性の食材を摂り、身体に籠った熱を取り除き、秋冬は温熱性の食材を摂り、身体を温め冷えを改善します。

よく、旬の食材をたくさんいただきましょう!と言われますね。
旬の食材の温・冷の性質を季節とのバランスに当てはめますと、利にかなっており大変納得できます。

夏野菜や南国が産地の食材は身体を冷やすものが多く、
冬が旬の食材や寒い地方が産地の食材は身体を温めるものが多いのです。

しかし現代では、夏の身体は冷房などにより意外と冷えています。
寒涼性の食材ばかり取るのではなく、平性のものや温性の食材も取り入れつつ、バランスをとってくださいね。

外食時に気をつけたいことは?

薬膳の考えから食材の性質をお伝えしましたが、お忙しい方にとって毎日の自炊は難しいものがあります。
外食中心という方の為に、夏の疲れにおススメなものをご紹介します。
何を食べたらいいのか悩まれた際に、是非ご参考になさってくださいね。

高温多湿な日本の夏は大量にかく汗により、身体に必要な水分と共に、元気の『気』(エネルギー)も失われていきます。
夏の疲れを引きずらない為にも、失われた『気』と『水』を補う事が大切です。

・鰻
夏の土用の丑の日に食べる事が多い鰻。
夏バテを解消し、精のつく食べ物として知られ、滋養強壮作用が強いと言われています。
失われた体力や気力をUPしてくれるので、疲労回復作用があります。
また、消化活動を活性化してくれるので、食欲不振にも効果があると言われています。

・トマトサラダ
夏野菜の代表、トマトには胃腸の働きをよくし、消化を高める作用があります。
身体を冷やす涼性の食材で、身体にこもった熱を冷ます働きがあります。
汗をかいて失われた水分を補い、身体を潤す作用があります。

・ゴーヤーチャンプルー
ゴーヤー(苦瓜)は身体のほてりを鎮めるため、夏バテ解消におススメの食材です。
余分な水分を排出してむくみを取ります。
また、ゴーヤーの苦みにはデトックス作用があると言われており、血を綺麗にし、血糖値の降下作用が期待できます。
ゴーヤーチャンプルーに含まれる豚肉には滋養強壮作用があるので、一緒に摂ることで夏バテ解消、夏の疲れた身体にとてもいい組み合わせと言えます。

・とろろそば
蕎麦は涼性の食材で、身体の余分な水分や熱を取ります。
とろろである山芋は、『気』『血』『水』を補ってくれるすぐれた食材です。
消化促進、慢性疲労の改善も期待できます。
お蕎麦はとてもさっぱりと食べやすいので、食欲がない日におススメですね。

お手軽に、薬膳茶を

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私たちが日常的に愛飲している薬膳茶やハーブテイーにもそれぞれ効果効能があります。
そのままでも、そしてブレンドすることで相乗効果により効能がUPすることもあります。

お手軽に、美味しくいただけるものをご紹介します。
夏の終わりは男性だけでなく、女性も疲れが出るころです。
そんな女性の身体を気遣ってお茶を入れてくださる男性ってとても素敵です。
是非、アイスではなくホットで、ホットは暑くて飲めない・・・という方はせめて常温でお楽しみくださいね。

・トウモロコシの髭と黒豆のブレンドティー
トウモロコシの髭の部分はついつい捨ててしまいがちですが、この髭の部分は実の部分よりも利尿作用が高く、『南蛮毛』という漢方薬にもなっています。
黒豆にも水分代謝を促す作用があり、このブレンドティーは蒸し暑く、むくみやだるさが気になる日本の夏にぴったりなブレンドティーです。

・マテ茶
最近はハーブ専門店だけでなく、スーパーやコンビニなどでも見かけるようになったマテ茶。
飲むサラダとしても有名ですね。
食欲がない時、夏バテ時に是非飲んで頂きたいお茶です。
マテ茶には、ローストマテ茶とグリーンマテ茶がありますが、グリーンはより抗酸化作用が高いためおススメです!

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このように、薬膳食材、お茶をご紹介させていただきましたが、疲れている時には何よりも睡眠が一番です。
仕事が忙しく、なかなか睡眠時間が取れないとおっしゃる方も多いと思いますが、できるだけ、睡眠を意識してとるようにしてくださいね。

今日の疲れは溜めこまず、できるだけその日のうちにリセットしましょうね!

サロネーゼのご紹介

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第5回記事担当 吉原典子(よしはら のりこ)
美容薬膳アドバイザー 白金美容薬膳主宰

『金融機関、官公庁でのOL時代、生理痛、肌荒れ、頭痛、疲れが取れない・・・などの未病(病名が付けられないけれど、なんとなく不調)で悩み、漢方を飲み始めた事をきっかけに東洋医学に興味を持ち始めました。
退職後は日本中医食養学会、薬膳コンシェルジュ協会にて中医学、薬膳を学び 国際中医薬膳師、薬膳コンシェルジュ、薬膳フードデザイナー資格取得。

薬に頼らず、食事やお茶、生活習慣の見直しで未病改善できる方法を学びつつ、広めていきたいと思っています。
現在は港区にて気軽に楽しめる薬膳茶レッスンをしています。

http://salonezecaffe.com/introduction/2016/03/post-113.html

 

サロネーゼカフェ©  

自宅をサロンに、お料理やマナーなどを教える先生、サロネーゼが集まるコミュニティ。
主に二子玉川やたまプラーザを中心に約100名超のサロネーゼが登録。
サロネーゼが講師のイベント企画やキャスティング協力、企業とコラボした商品やサービスの提案、プロモーションなどのお手伝いをしている。
また、新しい女性の生き方であるサロネーゼを応援するために、3月6日を「サロネーゼの日」として記念日制定。

サロネーゼカフェ© HP    http://salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェ© Facebookページ   https://www.facebook.com/salonezecaffe/
運営会社 有限会社ハッピー・キューブス HP   http://happycubes.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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