Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士が知るべき女性のもてなし方

ホワイトデーのお返しに

ホワイトデーの度に悩むプレゼント

街中に赤やピンクのハートがあふれ、右を向いても左を向いてもチョコレート一色!だったバレンタイン。
チョコレートが好きでなくても、時間を使って女性が選んでくれたその気持ちは、男性も嬉しかったことと思います。


そんな、優しい女性からチョコレートを頂いた男性が次に直面するのが、そう"ホワイトデー"!
とてもラブラブな彼女が相手なら、一緒にショッピングに行き好みを探ったり、素敵なディナーを予約したり・・・色々思い浮かぶでしょうが、困るのがいわゆる≪義理チョコ≫の類ではないでしょうか?
会社の何人かで合同でもらい、お返しの人数が多いと準備をするのも大変。デパ地下をウロウロすること1時間・・・なんて途方に暮れた経験をした方もいるのでは?
好みがわからない、もしくは何人もの人に贈るもの・・・では、小物やインテリアグッズなどでは、喜んでもらうのは難しいですよね。
しかも、あるデータによると、「高価な贈り物」は「見返りを期待されているよう」で意外に好感度が低いとか!? 張り切ったものの、好感度を下げては悲しいですよね。
そんなお困りの方に、スマートなホワイトデーのプレゼントの提案をしてみたいと思います。

 

◆お勧めプレゼントは、古典的であり、モダンでもある・・・こちら。


そこで私のお勧めのプレゼントは、何かといいますと"フラワー"そう「お花」です。
なんだ、お花か・・・と言わないで下さいね!
私が住んだことのあるフランスでは、男性がとても気軽にブーケを贈るのが上手でした。 久しぶりに会う時に、小さなブーケを携えてきてくれたり、何かのお返しに、またホームパーティーなどでも、手土産はワインについでブーケが多く、男性がブーケを抱えて現れると、なんとも素敵に思えたのです。

 


例えば5月1日のスズランの日には、街にはスズラン売りの男性がそこかしこに現れます。大切な人
に、スズランを贈る日なのです。本当に小さなスズランを束ねたミニブーケですが、カフェでさっと手を挙げて買ってプレゼントされると、とても嬉しくなりました。花束を買う男性も、若い方からご年配の方まで様々だったのも印象的でした。やはり女性は、いくつになってもお花を贈られるのは嬉しいものだと思います。
ただ、フレッシュフラワーは、毎日の手入れが面倒、という女性も少なからずいるのも確か。 また会社で、小さいとはいえ花束を渡すのはさすがに・・・と思う人もいらっしゃいますよね。
そこでお勧めなのが、アーティフィシャルフラワー、いわゆるフェイクフラワー(造花)です。最近はアーティフィシャルといっても、本物とみまがうほどクオリティーが高いのをご存知ですか?これなら、手入れが苦手な人でも、日当たりの悪い玄関や洗面所などどこでも飾れて枯れません。


ポイントは、花器もセットになった、シンプルなものを選ぶのがいいと思います。色も絞って2色まで。その方がモダンに見え、人を選びません。
さらに、贈る相手を想いながら、その方のイメージする色を選べたのなら最高だと思います。例えば、ピンクといっても色々あります。グレイッシュなピンク、パステルなピンク、大人なサーモンピンクなどなど。
「似合う色だと思ったから」なんて、一言添えられたらキュンとしちゃいますね!

◆やっぱりスイーツ、グルメな女子たちに、お勧めのスイーツは?

ホワイトデーは、それでもやはりスイーツ!という方には、お菓子研究家としてお勧めのスイーツについて書いてみますね。
どこどこホテルのあのお菓子が美味しい、とか、今年限定のアレが狙い目!とご紹介すると、来年にはなくなってしまい、また困ってしまっては元も子もないですよね。
そこで私がお勧めするスイーツの選ぶ基準は、【自分のお店を構え、シェフが職人気質なパティスリー】のものを選ぶこと。何店舗も構えるようなお店ではない、自分のお店で手の届く範囲で、実直に作り続ける、少し不器用とも言えるパティスリーです。


自分の家の近くにあるパティスリーをこれを機に探してみるのもいいですね。技術と人気がありながら、店舗を増やすことなく、質の高さを保っているパティスリーは、焼き菓子の質も違います。提供するタイミングや、提供方法にもこだわりがあったりするもの。 
お店が見つかったら、そのシェフのことを調べてみても。きっと、シェフなりのこだわりや、想いがあるはずです。「フランスの地方菓子を出来るだけ紹介し、お店に並べています」とか、そんなエピソードが見つかれば、そんなことをちょっと話しながら、小さな詰め合わせを、プレゼントにしてみてはいかがでしょうか? 
そのお店までの道のりをテクテクと歩いて行った時のことも、ちょっとした話の種にもなりそうですね。その手間と想いが伝わり、きっと喜ばれますよ!

◆渡し方が、大事。

どちらのプレゼントでも共通するのが、渡すときに一言添えて欲しい、ということ。自分がそのお花や、スイーツを選んだ理由を、ちょっと話しながら。

結局は、「何をくれるか」ではなくて、「何を思って選んでくれたか」が一番大事なことだと思うのです。誰が相手でも、義理でも、友達でも、自分のことを想って選んでくれたプレゼントが最高のプレゼント。


忙しいから、とデスクの上にポンと置いたりしないように! やはり、目を見て、言葉を交わすのが、プレゼントの最終仕上げ。
フランス人は、「乾杯!」の際にもしっかり目と目を交わすのが鉄則。「目線を合わせる」ことにはとても重きを置いています。プレゼントをあげるときなら、尚更ですよね。
照れながらでいいのです。 いえ、照れている大人男子は、逆に好感度アップなのでは? チョットはにかみながら、目を見て、丁寧に渡してくれたのなら。
もうきっと、最高のプレゼントになるに違いありませんよね!

サロネーゼのご紹介

第11回記事担当サロネーゼ 稲邑 純子(いなむら じゅんこ)
お菓子のアトリエ Le Petit Plaisir ル・プティ・プレジール主宰

パリのリッツ・エスコフィエを卒業後、フランスに住みながらパティスリーにて修行。フォション・パリや、シュクレ・カカオを経て、 フレデリックカッセル氏のもとでは、日本人初のスタジエとして、師事し働く。
帰国後、2003年より、お菓子のアトリエ Le Petit Plaisir ル・プティ・プレジール主宰。初心者でも、華やかなスイーツが作れる!と、幅広い層から支持され、家庭で、プロのケーキを簡単に作れるオリジナルレシピと、テーブルセンスも魅力のひとつとなり、現在までの延べ受講生徒数は、6000名を超え、募集開始には1日で満席になるほど。特にマカロン・レッスンが評判となり、現在、ディプロムが取れるマカロンマスタークラスも開講し、人気となっている。
また、カルチャースクール講師を始め、企業へのレシピ開発や有名百貨店、イベント等で活躍の場を広げている。

http://salonezecaffe.com/introduction/2014/05/post-87.html

サロネーゼカフェ©  

自宅をサロンに、お料理やマナーなどを教える先生、サロネーゼが集まるコミュニティ。
主に二子玉川やたまプラーザを中心に約100名超のサロネーゼが登録。
サロネーゼが講師のイベント企画やキャスティング協力、企業とコラボした商品やサービスの提案、プロモーションなどのお手伝いをしている。
また、新しい女性の生き方であるサロネーゼを応援するために、3月6日を「サロネーゼの日」として記念日制定。

サロネーゼカフェ© HP    http://salonezecaffe.com/
サロネーゼカフェ© Facebookページ   https://www.facebook.com/salonezecaffe/
運営会社 有限会社ハッピー・キューブス HP   http://happycubes.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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