紳士のためのアートデート
ヴェネチアからバーゼルへ!アートの祭典はつながっている。アート記2019 【後編】サン・モリッツ経由でアートバーゼルに到着。政治的なテーマに込められた希望とは?
イタリアからスイスへと向かってます。【前編】からの続き。2019年6月に、ヴェネチア・ビエンナーレとアートバーゼルを体験する旅に出ました。約10日間のアート体験を旅行記としてお届け中。真面目オモシロいアート旅にお付き合いください!
アートバーゼル2019を目指して前進。
ヴェニスからミラノ経由でティラーノ駅へ。ここから、世界遺産ベルニナ急行に乗ってサン・モリッツに向かう。駅近くのレストランでパスタランチを食べてから乗り場へ。赤くてスタイリッシュな電車が待っていました。やはり、登山やスキーが趣味なのかなといったいでたちのお客さんが多く、私達はイギリス人老夫婦と向い合せの席に。天井まで広がる窓が特徴の車内からは、標高が上がるにつれて変化する山の景色が大画面に展開する。その高低差は1,800m!
ティラーノ駅に待っていたベルニナ急行
窓が大きい車内
山頂近くの風景は、エメラルド色に透き通る湖と雪山がしずかに広がっていて神秘の世界。
約2時間半乗ってサン・モリッツに到着。360度雪山に囲まれた上品な街。
泊まったCRYSTALホテルは、お部屋がかわいい。スパも無料でついて、おすすめ!
ホテルのすぐそばに、オードリー・ヘプバーンも通ったというカフェ「ハンゼルマン」が!お土産のチョコレートなどを買う。
夜は、本場のチーズフォンデュを食べようと、近くのレストランへ。ギャルソンはシルヴェスター・スタローンのようなゴツイ感じだけど、柔らかな物腰でやさしい。「温野菜はありますか?」と聞くと「あります!」と自信たっぷり。でもその温野菜とは大量のゆでたジャガイモ。。。ちょっと違うけどまあ、いいか。チーズフォンデュは塩味しっかりでパンとジャガイモにぴったり。
CRYSTALホテルの朝食はシンプルながら丁寧に作ってあっておいしい。白っぽいクロワッサンもGood!
1泊して、午前中にサン・モリッツを発つ。絶景の橋を渡り、バーゼルへ!
【アートバーゼル①:メインのアートフェア会場】
世界最大の国際アートフェア「アートバーゼル(Art Basel)」は、世界中から美術商やバイヤー、コレクターが集まる美術品のマーケットとして名を馳せている。町中や美術館などを活かした無料展示をダイナミックに展開しているのも特徴。誰もが参加できるレセプションパーティーもあちらこちらで連日開催。2019年は6月13日から16日まで。
アートバーゼルは、大きく3つのパートで構成されています。①コマーシャルギャラリーがブースを連ねるアートフェア会場②巨大サイズの作品を展示する「Unlimited」会場③バーゼルの旧市街を中心に屋内外展示を展開するパークール「Parcours」。
アートバーゼルのエントランス。12日の内覧会から賑わっている。
まずは、プレスパスをゲット。これで出入り自由。
初日は①を取材。日本からは3軒のギャラリーが出展していたので真っ先に訪ねる。
香港・バーゼル(香港で開催するアートバーゼル)には日本人客が多いと聞いていたけど、バーゼル・バーゼル(バーゼルで開催するアートバーゼル)ではほとんどみかけず。やっと東京画廊+BTAPの山本豊津氏に出会った時にはホッとした!
オレンジ色のネクタイ姿で颯爽と現れた山本氏に早速インタビュー。1960年代からの「具体」と「もの派」を中心テーマに、田中敦子、元永定正、李禹煥、菅木志雄ら関連するアーティストの作品をすっきりと展示。「彼らの作品には、安定的に良い反響がある」とのこと。バーゼル経験の豊富な山本氏の落ち着いた物腰を頼もしく感じる。
東京画廊+BTAPの展示風景。
『2階にタケニナガワさんとタカイシイさんが出してるよ』と山本さんから教えていただき、上へ走る。
タカ・イシイギャラリーは、60年代から現代までの写真をリズミカルに展示。石井孝之氏のコメントが素晴らしい!「Having participated in Art Basel for the last ten years, I have seen how the fair has diversified with young collectors in their 20s and 30s travelling to Basel from all over the world. Art Basel is a fair beloved across generations.」訳⇒「ここ10年間アートバーゼルに参加して、20~30代の若いコレクターなど世界中からバーゼルにやってくるコレクターが多様化してきた様子を見てきました。アートバーゼルは、あらゆる世代から愛されるアートフェアです。」
約40人の日本人写真家たちの作品の中には、蜷川実花のものなど見慣れた作品も
パフォーマンス作家・荒川医/ Ei ArakawaのLED作品が異彩を放っていた。
タケニナガワは、水彩画、インスタレーション、ビデオアートと種類豊かな展示。大竹伸朗の新旧作品が新鮮。
タケニナガワの展示風景。Charlotte Posenenskeのインスタレーションと大竹伸朗の絵が面白い空間を生み出していた。
日本人アーティストでは、名和晃平のかわいい作品が目に飛び込んでくる。出品していたのは、ドイツはハンブルグのVERA MUNROギャラリー。小品ながら、オシドリの剥製が透明球体に包まれている作品が、あまりにも愛らしくて目がハートに!
名和晃平の、この魅力たっぷりな作品は、既に売れていた。。。
ヨコハマトリエンナーレで見た蛍光色のクマの作品群を発見して近づくと、そこはフランスのギャラリー・ぺロタン。
六本木にオープンしたギャラリー「ペロタン東京」でも印象的だったパオラ・ピヴィのホッキョクグマシリーズ。この色と躍動感は天下のアートバーゼルでも目立つ。「ハロー」と呼び掛けた。
ジャン=ミシェル オトニエル@ペロタンも、新たな展開を見せていた。作品をかけ替えているところをみると売れているもよう。
ぺロタンブースのこちらのコーナーは、何か侵しがたい神聖さを帯びていた。顔は変顔なのだけど。。。
透明感のある作品にみとれていたら、「この作品には本物の芝生が入っているんだよ」と話しかけてくれたGalerie nächst St. Stephan Rosemarie SchwarzwälderのSamuelさん。
その他にも気になる作品がいろいろ!
【アートバーゼル②:アートフェア出品作家達が大型作品を展開する「Unlimited」会場】
通常のアートフェアのブースでは展示不可能な大規模な彫刻や絵画、映像、インスタレーション、ライブ・パフォーマンスなどを展示するのがUnlimited/アンリミテッド。「購入するとしたら?」という観点よりは、美術館を訪れるような感覚で楽しめる。キュレーターは、ハーシュホーン美術館・彫刻庭園(ワシントンD.C.)のジャンニ・ジェッツァー氏/Mr.Gianni Jetzer。テーマからして「The Political as Artistic Mise-en-scene」と思いっきり政治性を帯びていることに関してインタビューしました。
Unlimited会場の入口と、のっけから特大展示を感じさせるスペース感。
私は個人的に、アートは政治色をあまり入れず、創造的に純度が高い方が魅力的なのではないかと思っているので、ちょっと挑戦的な質問になってしまったかも。丁寧に答えてくれたジャンニさんに感謝!
ジャンニ氏への質問1. 「アンリミテッド2019のキュレーターとして、アーティストが見る現代の政治経済状況と、一般の人々が見るそれとの一番大きな違いはなんだと思いますか?」(As the curator of Unlimited 2019, what did you consider as the biggest difference between the way artists see the contemporary political and economic situation versus the way general public sees them?)
ジャンニ氏/Gianni:「Some of the art included in this year’s Unlimited reflected political reality without being activism. Art can mirror any form of reality and at once keeping its distance. That can sometimes create confusion, which I think is an interesting side effect.」訳⇒「今年のアンリミテッドのアートの中には、行動主義的にならずに政治的現実を反映しているものもあります。アートは、距離を保ちながら現実を鏡のように映し出すことができます。時にそれが混乱を引き起こすので、私はそれが面白い副作用だと思っているのです」。
アートが政治に対して巻き起こす副作用とは興味深いですね。
音も規模もひときわ目立っていたDaniel Knorrの《Laundry, 2019》からはそのような副作用を引き起こしそうな感じがする。車型に組み立てられたキャンバスに洗車機が染色すると、なんとも官能的な車型絵画ができあがる。工業化を批判しているようでもあり、賛美しているようでもあり、困惑させつつも素通りさせない、いたずらっ子のような作品。
ジャンニ氏への質問2. 「政治経済的現実をあからさまに見せる事で、アンリミテッド2019のアート作品は、特にアートバーゼルの観客にどのような影響を及ぼすと思いますか?」( Through our prevailing political and economic reality, what kind of effect do you think artworks at Unlimited 2019 have particularly brought to audiences of Art Basel?)。
ジャンニ氏/Gianni:「Art can of course not save the world, but it can create common images to be discussed and debated.」訳⇒「アートはもちろん、世界を救うことはできないが、議論すべき共通のイメージを創り出すことができます」。
なるほど!それがとてもよくわかる作品は、こちら。
Andreas AngelidakisのPost-Ruin (Pink), 2019。ピンク大理石でできた彫刻に見えるのですが、実際はふかふかのビニールでできていて、観客は好きなように動かしたり、乗ったりできる。作家は「このようなユニットは、コンピューター装置のように必要に応じて変更したり自動化したりできる」と言う。社会状況も同じような感じで、フィジカルに作り変えられるということを伝えているみたい!
ジャンニ氏への質問3. 「アンリミテッド2019のプレゼンテーションとして一番目立った特徴はなんですか?」( What was the most outstanding characteristic in the presentation of Unlimited 2019?)
ジャンニ氏/Gianni:「We for sure had works that were going far in comment political reality. Recent politics became an issue that were openly put in display, might it be the #MeeToo movement, the American president, or racism.」訳⇒「政治的現実にかなり踏み込んだ作品もありました。最近の政治は、オープンに展示されるような問題にもなってきたのです。#MeeToo運動や、アメリカの大統領、人種差別などがそのような問題にあたるでしょう。」
ジャンニ氏への質問4. 「アンリミテッド2019には日本発のアートがあまり見られなかったようです。日本人アーティストも候補としてご興味はありますか?」(It seems there were not so many Japanese arts in Unlimited 2019. Were any Japanese artists taken into consideration?)
ジャンニ氏/Gianni:「Always. We had great Japanese artists in the past, I am thinking for example of Chiharu Shiota, who contributed two amazing pieces during my tenure. Artists cannot always make new work for Unlimited and sometimes there are no large scale works available, so you cannot guaranty the inclusion of artists form a certain country.」訳⇒「いつもあります!過去には、塩田千春さんのような素晴らしい日本人アーティストに出品していただいたことがあります。私が担当した期間にも2点展示しました。アーティストがいつでもアンリミテッド用の新作を制作できるとは限らないので、特定の国から必ず出していただくといったことが難しいのです。」
ジャンニ氏から塩田千春氏の名前が出て嬉しいですね。ちょうど森美術館で塩田氏の過去最大級の個展「魂がふるえる」が開催中です(2019年10月27日まで)。この機会にぜひ!
森美術館で開催中の『塩田千春展:魂がふるえる』展示風景。HP: https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/index.html
その他、気になった作品はこちら。
化粧品型などの巨大なキャンバスに描かれた絵画インスタレーション。女性のヌードのようになまめかしい?
蚊帳のような素材感の家から出たり入ったりできる作品。なんか、ノスタルジック。他の人々がこの半透明の薄い家から出入りする様子はファンタジーみたい。
【アートバーゼル③:バーゼルの旧市街を中心に展開するパークール「Parcours」】
パークールは、今年で10年目。キュレーターは、SALTS(ビルスフェルデン、スイス)を主宰するサミュエル・ロイエンベルガー氏。アートフェア1Dayチケットが約6,000円である一方、パルクールは、屋内外にかかわかず観覧無料。サミュエル氏は、『美術館も含めて無料のこの企画は、アートの民主化も目的としている』とのこと。貧富の差や民族の多様性が激しい欧米では、誰もが楽しめるようにと『アートの民主化/democratization』が昔から重要なテーマの1つ。それをハイクオリティーなレベルかつ爽やかなスタイルで実現している企画。
町の散策も兼ねて世界屈伸の最新アートを楽しめるのが嬉しい!
広場のアートは、人々が作品とともに戯れる事も作品の一部
【ヴェネチアとのつながり】
さあ、みなさんはここで、前編に出てきたヴェネチア・ビエンナーレのテーマ「May You Live in Interesting Times」とアートバーゼルに通じるものを何か感じますか?
私は「シェア=共有」だと思います。世界中のトップアーティスト達が腕によりをかけた作品をみなでシェアするので、その体験のクオリティーが高いのがポイント。それぞれの受け取り方は違うけど、世界中から集まった人々が同じ場でアートをシェアするってある意味ミラクル。そして今回、両方のアートの祭典からアート達が呼びかけていたのは、「価値観も違うし、大変なこともあるけど、やっぱりみんな一緒にハッピーに暮らしたいよね」ということだったと思います。
【バーゼルから約1時間で世界遺産のベルン旧市街へ】
バーゼルに来たら、1983年にユネスコの世界遺産に登録されたベルン旧市街を訪れるのがおすすめ。中世の町並みがそのまま残っていて、ゆったりと流れるアーレ川とマッチした風景は絵本のよう。それにしても、ベルンという名前は熊(独: Bär)にちなんでいるとは知らなかった。
確かに、ベルン市の紋章が熊だし、中心部にある「ベーレンパルク(熊公園)」には、本物のクマさんが!
アーレ川沿いの土手から見える珠玉の眺望。土手にある熊公園で寝ている熊を発見!
熊公園のほど近く、ニーデック橋東側にあるクレステルリ ヴァインカフェ/Klosterli Weincafeは、とてもおススメ。2014年「ベスト・オブ・スイスカストロ」のトレンド部門賞に選ばれたとか。ヌーベルキュイジーヌといった感じで、キュウリとメロンの冷製スープと、がっつりインスタ映えする牛肉たっぷりハンバーガーがおいしかった。屋外のテラス席には野生の鳥たちがやってきて、「かわいい」と思っていたら、手に持っていたパンを奪い去っていったのでびっくり!たくましいな~。
高さ100mで、スイス最大の大尖塔を持つベルン大聖堂に登ってアートの旅をしめくくります。
See you again soon!
#アートバーゼル2019 #ヴェネチアビエンナーレ2019
#アートバーゼル #ArtBasel #ヴェネチアビエンナーレ #veneziabiennale #アート旅行記
菊池麻衣子
【現代版アートサロン・パトロンプロジェクト代表、アートライター、美術コレクター】
東京大学卒:社会学専攻。 イギリスウォーリック大学大学院にてアートマネジメントを学ぶ。ギャラリー勤務、大手化粧品会社広報室を経て2014年にパトロンプロジェクトを設立。
【月刊誌連載】2019年から《月刊美術》「菊池麻衣子のワンデイアートトリップ」連載、《国際商業》アートビジネスコーナー連載
資格:PRSJ認定PRプランナー
同時代のアーティスト達と私達が展覧会やお食事会、飲み会などを通して親しく交流する現代版アートサロンを主催しています。 美術館やギャラリーなどで「お洒落にデート!」も提唱しています。
パトロンプロジェクトHP: http://patronproject.jimdo.com/
パトロンプロジェクトFacebook: https://www.facebook.com/patronproject/
菊池麻衣子Twitter: @cocomademoII
インスタグラム:https://www.instagram.com/cocomademois/
紳士のためのアートデート その他の記事
- 菊池 麻衣子
- Vol.1 東京都庭園美術館(本館・新館)の 『メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画』展 開催期間:2016 年 4 月 22 日(金)–7 月 5 日(火)
- Vol.2 サントリー美術館(六本木)の 『原安三郎コレクション 広重ビビッド』展 開催期間: 2016年6月12日(日)まで
- Vol.3 ポーラ美術館(箱根) 『Modern Beauty -フランスの絵画と化粧道具、ファッションにみる美の近代』 展開催期間: 2016年9月4日(日)まで
- Vol.4 東京ステーションギャラリー(東京)の『12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより』展 開催期間: 2016年9月4日(日)まで
- Vol.5 東京都美術館(上野)の『ポンピドゥー・センター傑作展』 開催期間: 2016年9月22日(木・祝)まで
- Vol.6 Bunkamura(渋谷)の『ピーターラビット展』 開催期間: 2016年10月11日(火)まで
- Vol.7 東京国立近代美術館(竹橋)の『トーマス・ルフ展』 開催期間: 2016年11月13日(日)☆まで
- Vol.8東京都写真美術館・TOPMUSEUMの『杉本博司 ロスト・ヒューマン』展 開催期間: 2016年11月13日まで
- Vol.9原美術館の篠山紀信展「快楽の館」 開催期間:2017年1月9日(月・祝)まで
- 美術館入館料無料のボルボ・デー!アートデートにおすすめ!ボルボ・カー・ジャパンがハラ ミュージアム アーク(群馬県 渋川市)にて開催☆2016年10月1日(土)☆
- Vol.10セゾン現代美術館の『恋する現代アート』展 開催期間: 2016年11月23日(水・祝)まで☆
- Vol.11横浜美術館の『BODY/PLAY/POLITICS』展 開催期間: 2016年12月14日(水)まで☆
- ☆紳士のためのアートニュース☆2016年10月☆ アート界のノーベル賞『第28回高松宮殿下記念世界文化賞』受賞者決定!
- ☆紳士のためのアートニュース☆パリ・オランジュリー美術館にて 「ブリヂストン美術館の名品−石橋財団コレクション展」開催! 2017年4月5日(水)~8月21日(月)
- Vol.12 KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭茨城県北芸術祭 総合ディレクター南條史生氏インタビュー 開催期間: 2016年11月20日(日)まで☆
- Vol.13 葛飾北斎の天才ぶりや遊び心を楽しめる!すみだ北斎美術館開館!開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」は2017年1月15日(日)まで☆
- ☆紳士のためのアートニュース☆若手作家達の才能あふれる入選作品53点! 『シェル美術賞展2016』開催中☆12月19日(月)まで☆
- Vol14. 国立新美術館の『19th DOMANI(ドマーニ)・明日展』☆2017年2月5日(日)まで☆
- Vol.15 熱海MOA美術館リニューアル記念 特別名品展+ 杉本博司「海景 – ATAMI」展開催期間:2017年3月14日☆まで
- Vol.16 『FACE展 2017 損保ジャパン日本興亜美術賞展』@損保ジャパン日本興亜美術館 開催期間:2017年2月25日(土)~3月30日(木)
- Vol.17 歴史に刻まれる展覧会へGO☆『草間彌生 わが永遠の魂』展@国立新美術館開館10周年開催期間:2017年5月22日☆まで
- Vol.18 「MoriP100 森村泰昌・屋[東京柳橋店]」展@パラボリカ・ビス(浅草橋)開催期間:2017年3月13日☆まで
- 紳士のためのアートニュース☆東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」の 「ギャラリー3」がオープン☆2017年3月31日(金)から!
- スペシャルインタビュー☆ギャラリー界の貴公子 椿原弘也さん
- Vol.19 山種美術館の美しすぎる館長・山崎妙子さんとのバーチャルアートデート☆『[企画展]花*Flower*華 ―琳派から現代へ―』展@ 山種美術館☆開催期間:2017年6月18日(日)まで☆
- Vol.20「『今様』―昔と今をつなぐ」展@ 渋谷区立松濤美術館開催期間:2017年5月21日(日)まで☆
- Vol.21「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」@ 森美術館開催期間:2017年6月11日(日)まで☆
- Vol.22 ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展@東京都美術館(上野) 開催期間:2017年7月2日(日)まで☆
- Vol.23 蜷川有紀展 『薔薇の神曲』@パークホテル東京25階・31階☆開催期間:2017年6月18日(日)まで☆
- 紳士のためのアートニュース☆ペロタン東京が六本木にオープン!スタートは『ピエール・スーラージュ個展』開催期間:2017年8月19日(土)まで☆
- 紳士のためのアートニュース☆大人も夢中!サントリー美術館の体験型アート企画「六本木開館10周年記念展おもしろびじゅつワンダーランド2017」 2017年8月31日まで開催
- 紳士のためのアートニュース 文化庁新進芸術家海外研修制度 50周年記念展 -美術部門-「洋画」「日本画」「版画」-開催@日本橋髙島屋 8階ホール 2017年8月14日まで開催
- Vol.24 『ジャコメッティ展』☆「見えるものを見えるままに」?!でも細く引き伸ばされている彫刻。@国立新美術館(六本木) 開催期間:2017年9月4日(月)まで☆
- 紳士のためのアートニュース 至高の美人画にため息!『【企画展】上村松園-美人画の精華-』@山種美術館スタート☆2017年10月22日(日)まで開催
- 紳士のためのアートニュース 2018年3月に“挑発的な”展覧会「ヌード NUDE―英国テート・コレクションより」が横浜美術館に上陸します☆記者発表会レポート☆
- 紳士のためのアートニュース☆日本が誇る前衛芸術家の美術館!草間彌生美術館が2017年10月1日にオープン☆開館記念展は『創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき』 開催期間:10月1日(日)~2018年2月25日(日)
- 紳士のためのアートニュース☆ポーラ美術館(箱根)内に現代美術のギャラリーがオープン!☆オープニングを飾るのは橋爪彩の個展「Girls Start the Riot」☆開催期間:10月1日(日)~2018年1月8日(月)
- 紳士のためのアートニュース☆ベストセラー「怖い絵」シリーズをもとにした展覧会「怖い絵」展が上野の森美術館にてスタート☆開催期間:12月17日まで☆
- 紳士のためのアートニュース☆パトロンプロジェクト 佐藤美術館と猫展での交流イベントを共同開催 中尾祐輔記者 寄稿
- 紳士のためのアートニュース☆サラリーマンコレクターのコレクションが美術館の収蔵品に!佐藤美術館にて『新収蔵品展~山本冬彦氏からの寄贈を受けて~』開催中☆開催期間: 2月25日(日)まで
- Vol.25 紳士のためのアートデート☆東京都庭園美術館総合開館!「旧朝香宮邸物語」展、「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」展、新レストランがスタート
- Vol.26 連休におススメ!自然に囲まれた本格派美術館@伊香保のハラ ミュージアム アークでは、近現代アート・建物・景色を楽しめます
- 撮影OKな展覧会でアートな写真撮影。プロの写真家はこう撮る!森美術館「建築の日本展」☆2018年9月17日(月まで)☆~写真家・坂脇卓也、企画・菊池麻衣子~
- Vol.27 史上最大級の大回顧展『没後50年 藤田嗣治展』がスタート@東京都美術館(上野)期間:2018年7月31日(火)~10月8日(月・祝)
- 推定総額210億円の弦楽器が集合。1週間だけ!「ストラディヴァリウス300年目のキセキ展」スタート☆六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて☆2018年10月15日まで☆
- 世界で突出するクリエイターに贈られる『高松宮殿下記念世界文化賞』!30周年の受賞者5名のうち女性2名にフォーカス
- 紳士のためのアートデート☆水戸芸術館にて本物の霧が作品に!『霧の抵抗 中谷芙二子』展会期: 2019年1月20日[日]まで
- 紳士のためのアートニュース☆激情があふれ出る書!天下の劇跡 顔真卿の書《祭姪文稿》が東京国立博物館に来る☆2月24日(日)まで開催
- 日本美術の動物の描き方比較が面白い!3つの同時期開催おススメ展覧会☆日本の3巨匠たちの展覧会に行くとわかること☆
- アートを見がてらメロンパンフェスもいかが?3331 Arts Chiyodaにてメロンパンフェス2019開催☆5月4日・5日
- ワンコインで明治から平成までの傑作をたどれる!「MOMATコレクション」展スタート☆2019年10月20日[日]まで☆
- ヴェネチアからバーゼルへ!アートの祭典はつながっている。アート記2019 【前編のハイライトはヴェネチア・ビエンナーレ!後編に続く】
- 冬の夜は、輝く彫刻の森でデート@箱根!LED提灯を持ってアートの森へGO☆誰もがロマンチックな気分に!
- ああ、早く開幕してほしい!宴の準備が万端整った所で時間が止まってしまったような。。。展示が出来ているのに開催前にコロナ休館してしまった展覧会の1つ。。。『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』@国立新美術館☆会期: 2020年 未定~6月1日(月)のご紹介です!
- 実は本物見るの初めて?旅先の路上でバンクシー作品に出くわした!そんなリアル体験に没頭してみよう☆『バンクシー展』@横浜・アソビル☆9月27日まで☆
- もともと私達は毒と共存してきた!そしてこれからも!「ヨコハマトリエンナーレ2020」のアートトリップは、私達をタフにしてくれる冒険☆10 月11 日まで☆
- 華やかでもあり残酷でもある英国王室・波乱万丈500年の歴史を肖像画が語る☆「KING&QUEEN展」@上野の森美術館でスタート☆2021年1月11日まで☆
- 公募展FACEに見る世相☀コロナ禍中、想像力は豊穣に?!
- 春夏の六本木デートはアート サウナ by チームラボへ♨
- 夜に目覚める生命のアートと戯れよう🌃「チームラボ」が光で呼び覚ます江戸時代の息吹 @偕楽園(水戸)☆2021年4月4日まで☆
- モンドリアンアートを、ほしいままに浴びることができる☀『モンドリアン展』@SOMPO美術館がスタート♪
- 5/1💛一夜限りのバーチャル春画デートはいかが?💛内容は知的です💛
- 草間彌生のモノクローム世界は「カラフル」!床一面に広がる鏡面庭を歩きながらモノクロームに思いを馳せよう👀
- 展覧会まるごと「キングダム展 -信-」の春秋戦国時代🏰上野の森美術館でドラマの渦中に参入してみては?!☀
- これはアートの仕業👀いつもの東京が見なれぬ景色に!これから2か月は都内が旬☀旅行に出なくても退屈しない!
- これは日本美術のリアル体験型ゲームだ!作品も、人間も、真の姿を見極めよ!👀✨
- ピピロッティの映像作品はジェンダー表現も心地よく自然体☀
- 俵万智展の言葉の森から所沢航空記念公園まで散歩☀東川添いに、武蔵野の原風景と子供時代の記憶が交錯する!
- ソ連下のチェコから飛び出して「絵本」で希望を届ける男!ピーター・シスの勇気とポエム溢れる美の世界に迫る☀
- 福田美蘭の絵を入口に日本美術の中に入れるよ✨難しそうな昔の絵も、実は時空が動き、音も聞こえる映画のような世界だった!
- 戦争画以外にも魅力的な絵がいっぱい✨小早川秋聲は文武両道で、世界中を遊学した豪快な紳士だった!
- 自分だけど友達?!菅実花が生んだクローン女子達はフレンドリー☀どうやって創るかも聞いちゃった
- ヴィ―ガンへの偏見を覆してくれた☀ハイアット セントリック 銀座 東京「NAMIKI667」のアフタヌーンティー!
- 武蔵野3万年のレシピ大公開☀旧石器人や縄文人もグルメ!味覚も私達と一緒?!
- 秀吉も愛でた醍醐寺の桜が山種美術館に植えられた🌸ちょっとSFな美術と愛と科学のストーリー🌸
- アート×ワイン×美食=アート🍷山梨県北杜市の奇跡の方程式を作った「HOKUTO ART PROGRAM」に乾杯🍷
- 好きな色と道具で自由に絵付け🎨気づいたらピカソ♪自由に創るってこんなにハッピー!
- 部屋も料理も会話もアートな白井屋ホテル🎨入った瞬間から私達もアートだよ!(前編)後編のアートディナーに続く🌃
- 白井屋ホテルのディナーは対話型の劇場✨コース料理と会話が混じり合い、夜な夜な新しいストーリーを紡ぎ出す!(前編からの続き)
- 一握りの天才を見出していくTERRADA ART AWARD👑今年選ばれた5組が表した世界とは?
- 映画『コーダ あいのうた』耳が聴こえない家族達にも届いた少女の歌声!涙が止まらない!
- ユージーン・スタジオのアート展では素直に「共生」したくなる☀東京都現代美術館へGO!
- 一期一会のガストロノミー仲間と料理の叙情詩(Ode)に酔う🍷レストラン「Ode」にて🍷
- シュールとモードの幸福な出会いが私たちをアートにする👑「奇想のモード」には奇抜と官能が同居する!
- メトロポリタン美術館展のヴィーナスに注目✨愛と美とトキドキ失恋?!一緒に奔放になっちゃおう!
- コロナとの共存も丸2年!今回入選のアートはそんな日常を穏やかに反映してるみたい☀ そして新たなフェーズに 向かっていく! FACE展2022☀
- アートホテルステイで優雅にSDGsを体感✨作品も食べ物も素晴らしくサステナブル@パークホテル東京!
- ダミアン・ハーストは絵の力だけでチームラボ体験を巻き起こす魔術師!桜を見た時の「感覚」自体が作品になっている🌸
- 世界の現代アートが箱根に続々✨ポーラ美術館のビッグな新収蔵品達にWow!
- 「超越的美女」と「日常的女性」の違いとは?「スコットランド国立美術館」展の作品より
- 年間400万円で社員にもアーティストにも絶大なポジティブ効果👑マネックスグループ の費用化できるアートプログラム
- 骨董が現代アートとマリアージュ?!OKETA COLLECTIONいいね!
- ホテル内で「銀座ギャラリー」巡り&アートモクテルで余韻にひたる
- 全てが過剰で危険なほど心地よいゴッホ脳で感じる色・音・動きに思いっきりひたろう!
- 根をはる巨人や砕けちる大岩など、壮大なアートが楽しめる虎ノ門ヒルズ
- 李禹煥作品は「禅」的な「インタラクティブアート」だ!最新の回顧展より
- アート=生きる力だ!「桶田コレクション」展と「ブルーピリオド」展を続けて見たら実感!
- 真っ黒だけど超おいしいハロウィンアフタヌーンティー登場✨アイデアはアートから!
- メタバース空間の江戸の街「江戸バース」でアートデートできる日も近い?!NFTアートも売買!
- マネって難解なの?「日本の中のマネ」展から思いをめぐらす!
- 甘く深く華やか🍷プーリアワイン・サンマルツァーノにぞっこん!60周年記念パーティーからレポート🍷
- ピカソのセラミックアートは遊びと実験の宝庫👑それは南仏のユートピア・ヴァローリスから生まれた!
- 不思議なクマ「WHO」は、ウェブ上で天文学的な体験を続けて変容していく私たちの姿?プラダ青山で会ってみよう!
- 触って!登って!石のアートから平和への願いを聞く👂@池田20世紀美術館(伊豆)
- 京都のアートフェアには、世界のギャラリーにつながる扉が集まっていた!
- 紅葉の京都&老舗美術商が開いたアートホテルでの物語
- 不思議な形に会いに行ったDOMANI展☀️あれはどこでもないどこかだったのかもしれない
- マリー・クワントは楽しく革命を起こしちゃった!階級差ありの60’sロンドンだからこそ生まれたファッションとは?
- 銀座でNFTアートフェア開催!シンワが仕掛けるメタアートな世界とは?
- 【成田悠輔×小松美羽】8000年後の平均寿命は10歳?!成田さんも思わず納得♪だからアート思考はすごい!
- もう「ふつう」もなければ「変わってる」もない!思いっきり生きな!と元気づけられる「六本木クロッシング」展
- 参加者みんなが表現して輝いた✨アートサロンパトロンプロジェクト新年会レポート🎍
- テントにもなる重い衣を着て古墳人になった@泉太郎展
- 仁和寺&東寺のおかかえ絵師👑立体的な江戸絵画を描ける加納節雄のチャレンジは「無常」だ!
- 伯爵夫人も夢中になった!マリー・ローランサンの肖像画は美肌モード
- アートフェア東京2023開幕!バーラウンジもあり♪屈託なく楽しめるアートが集合
- 愛≒はだか?!「ルーヴル美術館展 愛を描く」にあふれる美しい裸体と愛の関係は?
- ぜんぶ重要文化財!指定プロセス秘話も楽しめる東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」@東京国立近代美術館
- レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」は卓越した料理がアートであることを教えてくれる
- マティスがマティスになったのはいつ?上機嫌な色彩あふれる「マティス展」から探る
- 高額落札されたのは日本美術!金茶道具一式3億円、加山又造の屏風2億円など 〜Shinwa Auctionレポート~
- サグラダ・ファミリア聖堂にガウディの「発見」を多数「発見」!天才の創造の源とは?
- テート美術館展で「光」を「アート」として体験☀️「光」の意外な姿に知覚が揺さぶられる!
- 7月22日開催シンワオークション レポート~佐伯祐三の『街角』がぶっちぎり!2700万円で落札~
- 7歳のARちゃんと美術館巡り①「荒木珠奈展」で家を光らせたりドアを開けたり🏡@東京都美術館
- 7歳のARちゃんと美術館巡り②「フィンランド・グラスアート」展で100点満点とっちゃった@東京都庭園美術館
- 横尾忠則版「寒山拾得」102枚に囲まれて元気も102倍😃常識吹っ飛び爽快だ!
- キュビスムの全体像をつかめるぞ!ピカソ&ブラック発、ダイバーシティに満ちたキュビスムの物語が国立西洋美術館にて展開
- ゴッホの静物画からは彼の五感があふれ出てくる!きっと生きるのが好きだったんだ~SOMPO美術館「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展(~2024年1月21日)レビュー~
- アートウィーク東京のバスルートからシャンパンメゾン・ルイナールのブランチを体験@バンクギャラリー🍸ほうれん草詰めのソーセージが絶品!
- 「Digital Art Week Asia 2023」@銀座でゲームを活用した新たなアート体験!NFTオークションでは80%の作品が落札
- 天才美食家と料理人の愛が極上の食と共に展開!映画「ポトフ」は大人の味
- 中尊寺金色堂が東博(上野)にやってきた!堂内に入って平安時代の極楽浄土を体験するような感覚にうっとり
- アメリカに印象派を広めた画家・ハッサムに注目👀「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」がより面白くなる~!
- 梅原龍三郎の「牡丹」、鏑木清方の「歌舞伎」など巨匠の変化球が充実!最高額で落札された工芸品は?2024年1月のシンワオークションレポート
- アートフェア東京2024レポート!「幽玄」をテーマに巡ったら掘り出し物が続々
- ダリのシュールな絵の中に入る夢が現実に!角川武蔵野ミュージアムの劇場「サルバドール・ダリ」体験記
- シュルレアリストたちも夢中になったデ・キリコの「形而上絵画」とは?メタフィジカルをリアルに感じはじめたらもう抜け出せない!
- 60sポップアート由来のエネルギーと欲望の渦に心地よく飲み込まれる😃「田名網敬一 記憶の冒険」に出かけよう!官能的な女性像にも注目👀
- イギリス人スターシェフによる絶品金目鯛にほれぼれ@「東京エディション虎ノ門The Jade Room + Garden Terrace」🍷絶妙なワインセレクトにも驚嘆
- 攻めてるハロウィンアフタヌーンティーはグルテンフリー!銀座ハイアットセントリックにて2024年10月1日~31日楽しめます♪【PR】