Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのアートデート

Vol.18 「MoriP100 森村泰昌・屋[東京柳橋店]」展@パラボリカ・ビス(浅草橋)開催期間:2017年3月13日☆まで

  アンディ・ウォーホル、1960年代のポップアート&カルチャーがアーティスト森村泰昌氏仕立てで展開するユニークな世界が浅草橋に出現!普通のデートスポットに飽きてきたカップルのみなさん、ユニークでディープなアートデートに出かけてみてはいかがでしょうか!


展示会場のウォーホル(森村氏の分身)と一緒にMoriP100 Project第一弾の作品(商品)であるMorilloボックスを手にもって撮影に応じてくれた森村泰昌氏。

展覧会概要❖
  モナリザなど名画に登場する人物や、マリリン・モンローなど往年の名女優などに扮して自らを撮影した「自画像的作品」を制作し続けている世界的アーティスト森村泰昌氏の作品を、みなさんどこかで目にしているのではないでしょうか。
  その森村氏が、「MoriP100 Project」という新しいプロジェクトをスタート。数年かけてエディション1から100までの100アイテムを制作して販売するというもの。第一弾のテーマはアンディ・ウォーホルのポップアート。1960年代のアメリカ家庭に流通した洗剤付き金属タワシのパッケージ 「Brillo」をもじった「Morillo」のボックスを作品(商品)に。森村氏いわく『無限に作れる「商品」以上、一点ものの「作品」未満の「マルチプル」という位置づけ』。今回のプロジェクトのスタートがウォーホルなのは、『日常的なものを作品にした、要するに「商品」を「作品」にしたというウォーホルのアイロニーがマルチプルにぴったり』と語る森村氏。


プロジェクトの雰囲気を物語る「MoriP100 森村泰昌・屋[東京柳橋店]」展のチラシ。

 ❖「MoriP100 Project」第一弾作品(商品)の中身は?題して「Coffin for POP art」!

 
「Morillo Box」大と小、モリリン(マリリンの森村版)のコースターセット、マスキングテープなどの5アイテムが入っています。会場限定の特別価格は28,000円(一般販売価格は30,000円)。
   森村氏直筆のサインがボックスに書かれています!ちなみに作品タイトルの「Coffin for POP art」は、「ポップアートの棺桶」。ある意味アンディ・ウォーホルへのオマージュのような作品を制作しておきながら、ポップアートを棺桶に葬ってしまうという捻りがなんともいえない!
 アートデートのプレゼントとして彼女にこの「Coffin for POP art」を贈ってみてはいかがでしょうか?100個限定直筆サイン入り!数十年後にすごいプレミアムがつくかも?!と夢が膨らみます。アートデートで「じゃ、これプレゼントするよ」とさりげなく言ってくれたらハートマーク。。。かな?!


展示会場の「Morillo Box」インスタレーション。


    展示会場のコラボレーション作品「M無」。現代アーティストのコイケジュンコ氏が森村作品のコピーを切り抜き、コミックの吹き出しを貼った壁面コラージュ。コイケ氏が、「余韻を残す、見る者に妄想の余地を残す台詞」をピックアップしてランダムに配置。森村氏の、「顔がない肖像」にリンクさせた。


 森村泰昌氏と、壁面作品にてコラボレーションしたコイケジュンコ氏。今年(2017年)、ドラえもん企画でもコラボ予定とのこと。「コイケジュンコさんとなら実施したかった企画」と森村氏。期待が高まります!

  それでは、みなさん、good luck! アートと共に楽しいひとときを!

 【展覧会開催概要】
「MoriP100 森村泰昌・屋[東京柳橋店]」
開催期間:~3月13日(月)
開催場所:パラボリカ・ビス
東京都台東区柳橋2-18-11
開催時間:13時~20時(月~金)、12時~19時(土、日、祝)
TEL
:03-5835-1180
入場料:¥500(開催中の展覧会共通)
http://www.yaso-peyotl.com/

菊池麻衣子 
【現代版アートサロン・パトロンプロジェクト代表、アートライター、美術コレクター】
東京大学卒:社会学専攻。 イギリスウォーリック大学大学院にてアートマネジメントを学ぶ。ギャラリー勤務、大手化粧品会社広報室を経て2014年にパトロンプロジェクトを設立。

【月刊誌連載】2019年から《月刊美術》「菊池麻衣子のワンデイアートトリップ」連載、《国際商業》アートビジネスコーナー連載
 資格:PRSJ認定PRプランナー
同時代のアーティスト達と私達が展覧会やお食事会、飲み会などを通して親しく交流する現代版アートサロンを主催しています。 美術館やギャラリーなどで「お洒落にデート!」も提唱しています。

パトロンプロジェクトHP:  http://patronproject.jimdo.com/
パトロンプロジェクトFacebook: https://www.facebook.com/patronproject/
菊池麻衣子Twitter: @cocomademoII

インスタグラム:https://www.instagram.com/cocomademois/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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