Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのアートデート

推定総額210億円の弦楽器が集合。1週間だけ!「ストラディヴァリウス300年目のキセキ展」スタート☆六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて☆2018年10月15日まで☆

 音も見た目も世界最高峰!それが、イタリアの弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリが製作した名器ストラディバリウス。楽器によっても違うのですが、オークション落札価格が1挺10億円前後になる場合もあると言われるストラディヴァリウスが、世界から21挺もこの東京に集まっているという奇蹟の展覧会。
 この展覧会で嬉しいのは、ガラスケースに入っているストラディバリウスを鑑賞できるだけではなく、展示してあるストラディバリウスを取り出して毎日コンサートで音色を聴くことができる点。プログラムを見ると、ほぼ全部の楽器が演奏されるようです。
 チケット代金が一般 2,300円と豪華版の値段ですが、こんな展覧会デートに誘われたら私は嬉しい!紳士のみなさん、ここは奮発して是非ストラディヴァリウス展にお誘いしてみてはいかがでしょうか。特に弦楽器を演奏されたり聴くのが好きな方でしたら夢中になるのではないでしょうか!


1ケース当たり10億円?!赤身を帯びた宝石のようにストラディヴァリウス21挺が輝きます。

  演奏を聴くことはあっても、弦楽器そのものを鑑賞する機会ってそう多くはないですよね?ということで、鑑賞のポイントをいくつかご紹介します。

①背面の板が2枚板か1枚板か?
 左右の写真を見比べてみてください。真ん中に線があるのが2枚板、線がないのが1枚板です。音の響きが良いのは、1枚板のヴァイオリンです!

  
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枚板のヴァイオリン                   1枚板のヴァイオリン

 ②それぞれの楽器に名前がついています。
 写真は、あの芸術の巨匠の名前『ダ・ヴィンチ』を冠したヴァイオリン。ストラディヴァリの製作人生の中で最も成熟した時代といわれる黄金期を代表する逸品。このような名前は、大抵楽器の所有者がつけたとのことです。


『ダ・ヴィンチ』という名のストラディバリウス。 

③象牙や螺鈿など、特別な装飾が施された楽器もあります
 会場でひと際アーティスティックな優美さを見せていたのが、こちらのロード。縁取りとしてエレガントな螺鈿細工が施されています。この縁取りは、装飾というだけでなく、木が淵から割れてくるのを防ぐという強化機能もはたすとのこと。側面にも美しい唐草文様が描かれている珍しい逸品。世界で10挺しか確認されていない、装飾的な意匠が施されたストラディヴァリウスです。

 
ロード・1722年製〈日本初展示〉

  イタリアはストラディヴァリウス誕生の地であるクレモナでご活躍の弦楽器製作マエストロ松下敏幸氏が解説してくださいました。美しい楽器を制作する松下氏は、紳士オーラ満点。


写真左側が、ストラディヴァリウスの解説をしてくださった弦楽器製作マエストロの松下敏幸氏。

  また、旬の話題としては、先日、ファッション通販サイト・ZOZOTOWNを手掛ける前澤友作社長が購入して話題となった、1717年製のバイオリン「ハンマ」も展示されています。是非探してみてくださいね。

  それにしても、こんなに大がかりで充実したストラディバリウスの展覧会を企画したのはどなたなのでしょう。日本ヴァイオリン代表取締役社長の中澤創太氏です。海千山千で貫録たっぷりの叔父様かと思いましたら。。。なんと、1985年生まれの爽やかな青年でした。「クラシック音楽を気軽に楽しむ人々を増やすには、誰もがその名を耳にしたことがある楽器、ストラディバリウスを主役にした展覧会を開けばよいのではないか」と考えた中澤氏は、5年越しで直談判を続け世界各国のオーナーから21挺のストラディバリウスを集めることに成功しました。
 今展のキュレーションも手掛けた中澤氏。単に21挺という数を集めただけではなく、「全ての時代の代表作をセレクトした」ことや「ストラディヴァリの生涯がわかるようにした」所もポイントです。中澤氏による内覧会の挨拶も、飾らず真摯な思いを伝える内容。今回の展覧会にストラディバリウスを貸し出した世界のオーナー達も馳せ参じていて、お互い信頼し合って実現した良い展覧会であることがわかりました。


「ストラディヴァリウス300年目のキセキ展」内覧会にて挨拶する中澤創太氏。

 それでは、みなさん、good luck! アートと共に楽しいひとときを!

【展覧会概要】
場所:森アーツセンターギャラリー
期間:2018年10月9日(火)~15日(月)
開館日時:開館日時は以下の通りとなります。不規則となりますのでご確認の上ご来場ください。
10月 9日 (火) 15:00~22:00
10月10日(水) 10:00~17:30
10月11日(木) 12:00~22:00
10月12日(金) 10:00~17:30
10月13日(土) 10:00~22:00
10月14日(日) 10:00~22:00
10月15日(月) 10:00~17:30 ※最終入館は各閉館時間の30分前まで
 チケット情報(消費税込) 一般 2,300円 中・高・大学生 1,500円 小学生 800円
小学生未満は無料
※当日券のみの取り扱いとなります。前売り券はございませんので、予めご了承ください。
障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名まで)は、当日料金の半額となります。
ご入館の際に、チケットカウンターにて障がい者手帳をご提示ください。

ホームページ: https://tsf2018.com/

#ストラディヴァリウス #森アーツセンターギャラリー #ZOZO #前澤友作 
#moriartscenter #Stradivarius

 

菊池麻衣子 
【現代版アートサロン・パトロンプロジェクト代表、アートライター、美術コレクター】
東京大学卒:社会学専攻。 イギリスウォーリック大学大学院にてアートマネジメントを学ぶ。ギャラリー勤務、大手化粧品会社広報室を経て2014年にパトロンプロジェクトを設立。

【月刊誌連載】2019年から《月刊美術》「菊池麻衣子のワンデイアートトリップ」連載、《国際商業》アートビジネスコーナー連載
 資格:PRSJ認定PRプランナー
同時代のアーティスト達と私達が展覧会やお食事会、飲み会などを通して親しく交流する現代版アートサロンを主催しています。 美術館やギャラリーなどで「お洒落にデート!」も提唱しています。

パトロンプロジェクトHP:  http://patronproject.jimdo.com/
パトロンプロジェクトFacebook: https://www.facebook.com/patronproject/
菊池麻衣子Twitter: @cocomademoII

インスタグラム:https://www.instagram.com/cocomademois/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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