Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

きれいな肌になりたい願望

30代の男性が、髭が濃いのを気にして脱毛したと聞きました。マスクをはずして見せてくれたのですが、顎がつるつる。「若返ったと思いませんか?」と胸を張ります。濃くなったシミが気になるというミドルエイジの男性もいます。常にきれいでありたいと願うのは女性だけかと思っていましたが、そうでもないようです。きれいになりたい人たちにとって、肌のケアは最重要課題ではないでしょうか。

肌を改善する美容医療は、飛躍的に進歩しています。

肌へのストレスが少ないレーザー治療が流行っているようですが、それはどういうものなのでしょうか。パンフレットを見ても、知らない単語がたくさん。どんな種類のレーザーがあり、どんな効果があるのか。自分に適しているのはどういうものなのか知りたいところです。

レーザーは、シミやくすみなど異常な細胞にだけ照射することができ、レーザーの種類によっては、コラーゲン、エラスチンなどを生成する細胞が活性化され、肌のハリを取り戻す効果もあるそうです。一人ひとりに合ったシミや、くすみの濃さや大きさなど、症状に合わせた治療法などを選ぶためには、医師とじっくり納得いくまで話をする必要があります。

シミ、そばかす、しわを軽減し、肌にハリをもたせるにはどうしたらよいか、お話を伺いました。

訪ねたのは、中野駅南口皮膚科の刑部瑤子(おさかべようこ)医師

刑部先生は、形成外科医で手術はもとより皮膚科にも精通し、常に新しい技術を学び、進化する医療を取り入れていらっしゃいます。2012年に東京医科大学で形成外科へ入局。2018年から右田病院で形成外科科長に就任。2020年から都内の皮膚科で美容皮膚科クリニックに勤務し、2021年9月に中野駅前に開業されました。

 

「当院は普通の皮膚科ですので、皮膚疾患の患者さんもお見えになりますが、そのほかに院内処方の化粧品などもあります。シミ・くすみを改善したい、肌のエイジングケアをしたいというお悩みを持つ患者さんには、レーザー治療もご案内しています。いま、さまざまなレーザー技術が開発されていますが、当院では、その中でもピコレーザー(エンライトンSR キュテラ社製)というレーザー治療に特化した施術をしています。これは、シミ・そばかす・色素沈着・肝斑などのメラニン色素の除去や、肌のハリ・ツヤなどの肌質改善を行うのに使われる最新機器です。

従来のレーザーに比べ、短い時間で強いエネルギーを出し、メラニン色素を細かく粉砕するため、周囲の組織に与える熱ダメージが最小限になり、施術中の痛みや、照射後に起こる炎症の色素沈着リスクが低くなります」。

シミもハリも気になる場合は、どうしたらよいのでしょう。

「当院のピコレーザー治療には、3種類の方法がありますので、お肌悩みにあわせて照射方法を選ぶことができ、組み合わせも可能です。まずは、お肌の状態を診察させていただき、症状やご希望に合わせて提案させていただきます」。

私が診てもらった結果は、顔全体のくすみなどを改善しハリ感を感じられる「ピコトーニング」。こちらは顔全体に低出力のレーザーを均等に照射するタイプで、一回では、効果を感じにくいので、美容院に行くように何度か回を重ねたほうが良いのだとか。それだけマイルドな治療だということでしょう。気になるシミには「ピコスポット」。気になるところだけ、高出力のレーザーを照射します。

さらに、それ以外にも「ピコフラクショナル」というのもあり、点状に集中したエネルギーを均一に照射し、ハリ、つや、毛穴、こじわ、ニキビ跡などを改善できるそうです。

気になるのはダメージです。治療後、すぐに肌は回復するのでしょうか。

「少し赤みが出ますが、すぐにお化粧しても大丈夫なのでファンデーションで隠せます。1,2日で、その赤みは消えます。効果を感じられるのは、その患者さんによっても違いますが1,2週間かかるでしょうか。スポットで治療したシミやそばかすは、いったん濃くなって剥がれ落ち、自然な輝きが戻ってきます。望ましい結果を得るためには、2,3回の治療を推奨しています。実感していただけるといいですね」。

身近になった美容医療。気になる価格は、こちらのHPをご覧ください。

他の美容皮膚科のメニューを覗いてみると、レーザー以外にも、超音波を使うHIFU(ハイフ)、光を当てるフォトなど様々な治療法があるようですが、きちんと納得できて、自分が信頼できると思えるクリニックに行くのが、一番かもしれません。

 

ご参考までに中野南口皮膚科のHPはコチラです。

中野駅南口皮膚科 (nakanoeki-hifuka.com)

*2023年1月15日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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