Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのエンターテイメント

東京・南町田グランベリーパークの「スヌーピーミュージアム」が、リニューアルオープンしました

東急田園都市線「南町田グランベリーパーク」の駅を降り、ショッピングモールから公園に出る直前にある「スヌーピーミュージアム」。とても楽しめます。東京・六本木の「スヌーピーミュージアム」に足を運ばれた方は多いと思いますが、2019年12月に2倍の広さになってこちらに移転しました。

アメリカのシュルツ美術館の世界で唯一の公式分館として認められており、コミックの原画の展示や、作者チャールズ・シュルツ氏のことがわかるコーナーなどもあります。

今回、リニューアルしたのは、まずは大きな口を開けたスヌーピーのエントランス。「ウェルカム・スヌーピー」の口の中に入っていくと、天井に雲のような形のミラーがありスヌーピーや、チャーリー・ブラウンを中心とした仲間たちピーナッツ・ギャングが迎えてくれる仕掛けです。

では、3階から回りましょう。新しくできた「スヌーピー・ワンダールーム」には「みんなでつくる、みんなのミュージアム」というコンセプトで、ファンから寄贈された思い出の品々が飾られています。ぬいぐるみ、洋服、ステーショナリーなどが並んでいます。ファンたちの愛が集まると同時に、訪れる人がスヌーピーとの出会いであるプロダクトを見ることによって、様々な思い出が蘇る部屋にしたいという狙いがあるそうです。

3階をぐるりと回ると、1950年にアメリカの7つの新聞の連載コミックとして「ピーナッツ」がスタートしたこと。最初は登場していなかった、スヌーピーが連載3日目から出てきたことなどがわかります。

3階には外に出られるテラスもあり、お天気が良い日は、遠い山々まで望めて最高の気分です。

2階には、全長約8メートルの巨大なスヌーピーのオブジェが横たわる「スヌーピー・ルーム」があります。ここには、あまり見たことがない珍しいスヌーピーのオブジェたち6体がいてスケートをしたり、寝ていたり・・。大きなスヌーピーを見ていると、突然、映像、光、音楽で演出された短いショーが始まります。

そして新企画展「旅するピーナッツ。」(2024年2月1日~9月1日)。こちらには、シュルツ美術館が所属する貴重な原画など約45点が展示されています。スヌーピーやビーナッツ・ギャングが旅する姿が描かれた原画などが見られます。サマーキャンプでの生活、ビーチで仲間たちと遊ぶひとときなど、じっくりご覧ください。

最後にお待ちかね、ミュージアムショップでは、世界にここだけのオリジナルグッズ165点が新発売されていました。

アメリカのシュルツ美術館&リサーチセンターからキュレーターのベンジャミン・L・クラーク氏と、クリエイティブディレクターの草刈大介氏ギャラリートークを行いました。草刈氏は「エンターテインメント施設として、より楽しみ喜んでもらえるような要素を加えることを考えてリニューアルしました」。

ベンジャミン・L・クラーク氏は「企画展の中にアメリカのポップカルチャーで重要な意味を持つ作品があります。1968年、アメリカが人種問題で揺れ動いていた時代、一人のファンから来た手紙に黒人のキャラクターを出したらどうかという提案がありました。一般的な家庭の子がほかの人種の子と普通に交流しているようなのが良いのではないかというものでした。それまでは人種差別を受けるような形でしか登場してこなかった黒人を、シュルツ氏は、どう登場させたらよいか考え、ビーチでフランクリンに自然な形で出会うということにしました。その後、フランクリンは『ピーナッツ』の中心的なキャラクターとして活躍しています」とお話しされました。

隣接のカフェ「PEANUTS Cafe SNOOPY MUSEUM TOKYO」も、リニューアルオープンしています。続きは次回。

 

スヌーピーミュージアム 東京都町田市鶴間3-1-4 2024年2月1日リニューアルオープン HP:SNOOPY MUSEUM TOKYO © 2024 Peanuts 

 

*2024年2月1日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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