Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

建造当初のエッフェル塔の「らせん階段」が日本にやってきました。

エッフェル塔竣工130周年を記念して「ライジングウーマン&エッフェル塔」イベントが2019年6月20日、21日に開催されました。

今から130年前、エッフェル塔はパリ万博のために建設されました。建造された当初、「らせん階段」に勇気をだして最初に登ったのは女性だったそうです。1983年に「らせん階段」が取り外されるまで活躍し続けました。この「らせん階段」、エッフェル塔建造プロジェクトの投資家だったフランスの紅茶会社の「ジャンナッツ」が今も大切に保管しています。「場所は秘密」(ジャンナッツ・パリの会長)だそう。その貴重ならせん階段が、東京スカイツリーのソラマチ広場に2日間、設置されました。

 

「ジャンナッツ」は、女性たちが自らの人生を切り拓く力をつけることを支援するFemmes du Monde(ファム・デュ・モンド)財団と一緒に、女性が成長するためのプロジェクトに取り組んでいます。スリランカの契約茶園では、女性に茶葉を手摘みしてもらい、持続可能なソリューションとして仕事を身につけてもらっています。エッフェル塔は、女性に力を与える象徴ともいえる存在です。

イベントは、幸福の国ブータンのアシ ペマ ラドン ペム ペム ワンチュク王女殿下をお迎えして大々的に開かれました。

ブータンは九州ほどの面積で、人口は約70万人。国民総幸福の理念を掲げ、国勢調査では国民の100%近くが幸せだと答えています。また、チベット仏教の信仰にあつい国で、ブータンを訪れた人は地元の人々の温かさや、優しさにいっぺんに魅了されてしまいます。

 ファム・デュ・モンド財団会長は 「女性の活躍を支援していて、その女性の一番のシンボルがエッフェル塔です」と述べられました。

王女殿下は「常に向上心を忘れずに生きていくと、周りにインスピレーションを与えることができる」とお話しされました。

 

それにしても、この細いらせん階段を登ったって、かなりの勇気!

私、クラクラしそう。ライジングウーマンになれないわ(笑)

 

 

*2019年6月24日現在の情報です*写真・記事の無断転載を禁じます。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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