Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

焼き師のフルアテンドで個室焼肉を楽しむ「銀座 焼肉 R」

2021年10月11日にオープンした「銀座 焼肉 R」。焼肉は、焼くタイミングや焼き加減、周りの人たちの食べる速度などが気になり、なかなか落ち着いて食べられません。それが、焼き師がついてくれて最適な焼き具合でお皿に出してくれるとなったら、安心してゆっくり食べられます。ちょっと気張ったデート記念日、お客様をお招きしての会食などにぴったりです。

料理はコースのみで楓コース(1万1000円税込)と極コース(1万5000円税込)の2タイプ。

極コースをご紹介します。まずは、宝箱でその日のお肉のプレゼンテーション。もくもく煙の中から現れたのは、常陸牛、黒毛和牛の黒タン、全国1位に輝くブランド牛「あおもり倉石牛」のミスジ。

  

「和牛ユッケ 季節の海宝添え」にはユッケの上にバフンウニがのっています。

「旬の魚介の瞬間燻製」桜のチップでいぶしたあん肝の上には、柚子味噌、イタリアのオシェトラキャビア。

  

「特製茶椀蒸し イクラを添えて」イクラがまんべんなく敷き詰められています。

「和牛肉寿司」

  

さて、ようやくここから焼肉らしくなってきます。料理長が漬ける「自家製キムチ盛り合わせ」のあと、「極上黒たん2種食べ比べ」厚切りたんはライムと塩で、薄切りたんは味がついていますのでそのままで。

  

「特製厚切りハラミ」山形牛のハラミはわさびでいただきます。「本日の赤身ステーキ」

わたしはかなりここまででお腹がいっぱい。「彩野菜のブーケサラダ」ダイアナ、トレニア、ビオラなどのエディブルフラワーで彩られています。

「究極の和牛ヒレカツサンド」その場で、パンにはさんでくれます。

「一口葛そうめん」さっぱりした吉野葛が体内の脂を溶かすかのよう。

  

「特製霜降り肉のタレ焼肉」は、ミスジを使い黒七味で辛みを加え、「サーロインの焼きすき焼き トリュフと共に」卵は奥久慈。濃厚な卵にお肉を絡ませ、お腹いっぱいだけど、これが最高。どんなにお腹がいっぱいでも、これだけは絶対に食べてほしい。

    

「土鍋の炊き込みご飯」は、ぎんなんとまいたけ。もう食べられない様子を見ておにぎりにしてくれました。「季節のフルーツ水羊羹」はシャインマスカットが固めてあります。

五感で楽しむ」というだけあって、各部位のプレゼンテーション演出、美しいお肉の見た目、肉を焼くジュワ―という香り、そして・・・。全身を使って、味わってもらおうという意図が伝わっています。

料理長が選び抜いた最高級の銘柄牛に、高級食材を惜しみなく使い、ソムリエの選んだワインや日本酒と共にいただける贅沢は、緊急事態宣言が明けたからこその喜びです。個室なので、周りの方を気にすることもなく、少人数でゆっくりとできることもこの時期、嬉しいことの一つです。

お店の名前であるRは、Rare:銘柄牛や部位、食べ方、希少な食材を使い、Raw:生肉取り扱いの許可を取得し、ユッケなどで新鮮な肉を提供、Respest:食材や生産者、顧客、スタッフすべてにリスペクトを持つといった意味だとか。

美味しいお酒と料理を大事な人と楽しめる幸せは他には代えがたい喜びです。

 

店舗名:銀座 焼肉 R(ギンザ ヤキニクアール) 住所: 東京都中央区銀座2丁目5−19 PuzzleGinza8F 電話番号:03-5579-5099
*写真・記事の無断転載を禁じます*2021年11月1日現在の情報です。

 

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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