Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのエンターテイメント

そうだ、京都で紅葉狩り 2017年11月11日(土)

「紅葉している」と聞くと、いてもたってもいられなくなる私。さっそく、京都に紅葉狩りに行ってきました。

 

一体どこが紅葉しているのか、どこが最盛期なのか・・。

あまり時間はないし、人が多すぎるところも嫌だし迷うところです。

 

そこで、京都駅から近い「西山 善峯寺(よしみねでら)」に行ってきました。

京都駅から駅数にして3つ。JR向日町駅で下車します。ただ、善峯寺行きのバスは1時間に1本しかありません。

駅員さんに「何かほかに行く方法はありますか」と尋ねると、とても申し訳なさそうにタクシーしかないこと。しかもタクシーだと「2500円もかかるんです」と教えてくれました。あまりに申し訳なさそうにするので、こちらがかえって恐縮してしまいます。

 

1時間に一本のバスに乗り損ねたので、さっそくタクシーで。ところがそこは京都の運転手さん。運転しながら近くの名所旧跡を魅力的に語ってくれますので、まっすぐ目的地に着ければお慰み。私は、結局何ヵ所かまわってから善峯寺に到着しました。

 

さて善峯寺は、山にあります。平安中期1029年源算上人によって開かれたこのお寺は、多くの親王が蟄居し僧房が52にも及びましたが、応仁の乱で多くを失いました。それが江戸時代、綱吉の母である桂昌院の寄進で復興されました。

 

境内は約3万坪。奥の院までゆっくり歩いてあがることを考えると1時間ぐらいの時間をみてください。

まずは、桂昌院お手植えの日本一の松と言われる「遊龍の松」。樹齢600年で高さはそれほどではありませんが、横に張り出すこと37メートル。これは見事です。国指定天然記念物となっています。

 

その木を潜って進み、紅葉している木を愛でながら歩を進め、池を見たり、京都の街並みを眺めたりしながら青蓮院親王御陵まで上がれば終点です。

 

「帰りバスに乗るなら、毎24分に出るので時間を見計らうこと。タクシーに乗るならこの時期なら待っているから心配しないように。京都方面なら向日町駅へ、反対方向なら長岡京まで行っても同じぐらいの距離」と、行きに乗ったタクシーの運転手さんが丁寧に教えてくれたので、思う存分紅葉を愛で、堪能することができました。

 

紅葉のトンネルで有名な「西山浄土宗総本山 光明寺」はここからタクシーで1500円ほどの距離。今年は11日から紅葉期の入山有料期間となり拝観料(500円)がかかりますが、まだあまり色づいていませんので、様子を見ながらお出ましください。

 

それにしても、お寺からお寺へ1時間ぐらいはかかるのに歩いて回っている方が結構いらっしゃるのには驚きました。時間と、方向感覚さえあれば、私だって歩きたい!
一人で山の中に入っていくのは、ちょっぴり怖いけどね。

 

西山 善峯寺(よしみねでら) 

京都市西京区大原野小塩町1372 電話:075-331-0020

入山時間:8時~16時45分(17時閉門) 入山料:大人500円、高校生300円、小中学生200円

HP:http://www.yoshiminedera.com/

*2017年11月11日現在の情報です。*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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