Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

映画「ザ・メニュー」 11月18日公開

ただ、タイトルだけで、超一流レストランのフルコースが見られると思って足を運んだら、どうやらこれはサスペンスらしい。

不穏な空気が漂い、何か起きるのではないかと思っていると、どんどん怖くなっていく。作品を見てから何日もたっているのにいまだ、ドキドキしているのは、それだけ力のある作品だからだろう。

 

© 2022 20th Century Studios All Rights Reserved

世界で最も予約のとれないレストラン「ホーソン」は、絶海の孤島にある。料理にすべてを捧げるカリスマシェフ、スローヴィク(レイフ・ファインズ)とスタッフ。

どの料理もアートのようで、心血を注いで作られている。そう、文字通り人生すべてを捧げてつくられている。

たいがいのことでは予約がとれない、そのレストランに集う人々は、美食のために1250ドルという高額を支払ってやってきた。いや、高額と思わない人もいるのかもしれない。

© 2022 20th Century Studios All Rights Reserved

著名料理評論家と編集者、映画俳優とアシスタント、シェフの料理に憧れる若者と恋人らしき女性マーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)、何度もここに通うリピーターの熟年カップル、成り上がり物の3人・・。

マーゴ役のアニャ・テイラー=ジョイは、大ヒット配信ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデングローブ賞を受賞し、一気にスターダムに上りオファーが絶えないという。今回も存在感を放つ。

監督は、本年度エミー賞で最多25ノミネートの「メディア王 ~華麗なる一族~」の製作総指揮と13エピソードの監督を務めるマーク・マイロッド。料理の監修は、サンフランシスコの三つ星レストラン「アトリエ・クレン」のドミニク・クレンシェフ。

© 2022 20th Century Studios All Rights Reserved

いま、思い出すだけでも怖い。スリルが好きな方は、どうぞ。

 

映画『ザ・メニュー』2022年11月18日(金)全国ロードショー 公式サイト: https://www.searchlightpictures.jp 

*2022年11月11日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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