Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのエンターテイメント

新業態「廻転鮨 銀座おのでら 息子渋谷店」4月19日(金)オープン

渋谷スクランブルスクエアすぐそばにオープンする「廻転鮨 銀座おのでら 息子渋谷店」。入ってみて驚きました。「廻転鮨」なのに鮨は回ってないし、お皿も陶器の高級なもの。中に大将がいて一貫ずつ握ってくれて、普通のお鮨屋さんと変わりません。ただ違っているのはタッチパネルが置いてあって料金が明確なこと。これで、鮨屋初心者でも安心です。

  

入ったことのないお鮨屋さんに行くのに二の足を踏むのは、どのぐらいの予算を用意すればよいかわからないことも、ひとつの要因です。そこで、敷居を低くして、好きなものを気軽に食べてもらおうというのが、ここ「廻転鮨 銀座おのでら 息子渋谷店」です。「銀座おのでら」の運営元であるONODERAフードサービスの長尾真司代表は「廻転鮨銀座おのでら本店同様のネタで、本格的な江戸前鮨をお楽しみいただけます。本店の息子という位置づけで、席数は少ないですが、惜しみなく技術を分け与え、大切に面倒を見て、我が子のように愛情を注ぎます」と、今後、「息子」をどんどん広げていく計画だと語ります。

銀座おのでら」は「銀座から世界へ」日本文化を日本の伝統的な食を通じて世界に伝えることを目指しています。2024年4月16日現在、世界3か国、15店舗展開し、「銀座おのでら」の母体であるONODERA GROUPは、新春恒例のマグロの初セリでは一番マグロを4年連続、計5回競り落としています。

その「廻転鮨」バージョンとして2021年に表参道に誕生したのが「廻転鮨 銀座おのでら本店」。その後京都、大阪にも出店しています。事業統括本部長の大西裕さんは「2021年はコロナ禍でしたが2年半で何とか、経験を積み様々なアイデアでご提供できるようになりました」と語ります。

「廻転鮨 銀座おのでら 息子渋谷」は、渋谷という土地柄から深夜も営業します。金土、祝前日は朝の4時まで。酒に合うメニューにも力を入れます。

 

では、渋谷ならではの限定メニューをご紹介。

まずは「息子セット」(950円税込)いくらのキャビアのせ、カラスミイカ、卵黄の漬け

 

お店お勧めの熊本の特別純米酒「泰斗(たいと)」はふんわりした、くせのない日本酒。

「銀座おのでら」なら、「やま幸本まぐろの赤身」(420円税込)ははずせません。本店同様、豊洲仲卸「やま幸」のもの。

  

続いて、鮨屋に行ったら「自家製小肌」(450円税込)は、必須でしょう。以前ご紹介した、東銀座の「鮨 銀座おのでら 登龍門」の地下にセントラルキッチンがあって自家製メニューは、本格的な江戸前仕込みをしているそうです。いい仕事してました。

  

ここに来たなら食べたい「渋谷スクランブルロール」(980円税込)。その時によって中身は変わりますが、旬の白身や赤身が入りウニがトッピングされて手巻きで頂きます。

とろりとした「自家製煮穴子」(800円税込)、そして一番人気の「やま幸本マグロ中トロ」(620円税込)

  

最後に「SHIBUYA マウンテン」(980円税込)はいかがでしょうか。鮨屋では珍しい、動きのある料理です。インスタ映え、狙ったかな。シャリの上にのった魚介のミルフィーユの頂から、いくら、大和芋と出汁をかけ、続いて卵黄ソースをかけ、ご飯も入っていますので結構なボリュームがあります。お皿の周りのカラスミが優しい味をかもしだしています。

19日(金)のオープンから3日間は、生ビールが半額になったり、やま幸本マグロ赤身1貫を全員にプレゼントしてくれたり、祭りだ、祭りだ。わっしょい!

廻転鮨 銀座おのでら 息子渋谷店」渋谷区道玄坂1-3-3楠本ビルB1階 HP:https://onodera-group.com/kaitensushi-musuko-shibuya/

*2024年4月18日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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