Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

まるで森林浴のような「BAUM(バウム)」の香り

樹木との共生をテーマにした資生堂のスキン&マインドブランド「BAUM(バウム)」が資生堂から登場したのは、2020年の初夏。SDGsの取り組みの一環として、樹木資源を未来につなげるブランドです。

樹木の持つ「貯水」「成長」「環境防御」といった働きに着目し、パラベン、シリコン、合成着色料を使用せず、90%以上を自然由来の素材から製造し、香りは、樹木由来の天然香料を中心に調合されています。

アイテムは、スキンケアと、マインドとよぶオーデコロンやルームスプレー、アロマキャンドル、それからハンドクリームやハンドウオッシュ、ボディーローションなどがあります。香りは3種類。WOODLAND WINDS、FOREST EMBRACE、SYMPHONY OF TREES。私のお勧めは、WOODLAND WINDS。森林浴をしているようで癒されます。

左から「バウム アロマティック ハンドクリーム」「バウム ハイドロエッセンス ローション」「バウム モイスチャライジング オイル」「バウム オーデコロン」

商品パッケージは木製家具メーカー「カリモク家具」とコラボレーションし、家具の製造工程で発生する小さい木材を再生利用するアップサイクル木材を使っています。東北や北海道地方で採取される良質なオーク(ナラ)を無駄なく生かし、商品パッケージとして蘇らせようという考えです。

店舗のイメージも、「木」が前面に推しだされて木目調。また、環境負荷の軽減を目指して、レフィル使用を積極的にすすめ、一部のプラスチック容器にはバイオPET、ガラス容器にはリサイクルガラスが採用されています。

岩手県盛岡市で「BAUMオークの森」を育てます。パッケージに採用しているオークを中心にBAUMストア内で定期的に苗木を入れ替えながら育苗し、植樹できる状態まで場所を移して育て、それをオークの森へ植樹します。

その「BAUMオークの森」の植樹を開始するにあたり、岩手県盛岡広域振興局、植樹活動のサポートをする住友林業との三者協定を2021年9月3日に締結しました。2021年から10年間、年間植樹面積0.10~0.25ha、約600本のオークを植え、下草刈りなどを実施していきます。

安らげる樹木の香りで、お家時間を豊かにする。少しでもリラックスしたいという方たちに愛され、ご家族でシェアコスメする・・。地球環境を考えたり、SDGsに着目したりするきっかけになると、一人ひとりの意識が変わり地球に優しい生き方ができるようになるかもしれません。

HP:https://www.baumjapan.com/baum/index.html

*2021年9月15日現在の情報です。*記事写真の無断転載を禁じます。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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