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紳士のたしなみ

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福井県永平寺町産地フェアで味わう「いちほまれ」

AKOMEYA TOKYO in la kagū(東京・神楽坂)2階で、2025年11月22日(土)~23日(日)の2日間、福井県永平寺町産地フェアが開催されました。

永平寺町を身近に感じてもらおうというこのイベント、特産品の販売や、「福井県永平寺町産 永平寺町特別栽培米生産部会 いちほまれ 特別栽培米(以下、いちほまれ)」や「甘酒」の試食・試飲、そしてワークショップ「いちほまれ甘酒づくり体験」がありました。

ワークショップは、事前予約制です。まず「いちほまれ」でおかゆを炊き、おかゆを75~80度ぐらいになるまでさましたら、そこにほぐした「いちほまれ」のこうじを加えます。よく混ぜて、60度近くになったら保温ジャーに入れて持ち帰り、待つこと8時間で出来上がります。飲むときは、好みの濃さになるようにお湯を加えて一度沸騰させてから飲みます。大切なのは温度管理ですので、きちんと温度計を使ってつくれば、きっと完成するでしょう。

体験会には、「福井が懐かしい」という福井出身の方や甘酒好きな方たちが集まり、熱心に取り組みました。米が「いちほまれ」、米こうじも「いちほまれ」ですから、美味しくないわけがありません。

AKOMEYA TOKYOは、そもそもお米を中心にお米屋さんの枠を超えた品揃えと豊かな食文化を提案するお店です。店頭に並ぶ日本各地から選び抜いたお米は、AKOMEYA TOKYOのスタッフが実際に産地に行き、生産者さんの想いを聞き、試食をして決めています。「いちほまれ」は、そうしたお米の一つです。

暑かった夏を乗り越えた今年の収穫状況について「いちほまれマイスター」で生産者の黒田國男さんに伺うと「今年は去年より良い」とのこと。その代わり、田んぼの水温が上がらないようにかなり努力したそうです。

黒田さんは、福井県が試験栽培してきた「いちほまれ」を2018年に全県に広げようとしたときに、自分もやると手をあげました。「いちほまれ」の栽培は、黒田さんにとっては経験がないものへの挑戦でした。肥料の量が違ったり、新しい品種で慣れていなかったりと、育てるのが難しく1年で辞めようと思ったのだとか。しかし、父親から継いだ「コシヒカリ」とは違うブランドをやってみたいという想いがあり、2年目に、面積を増やしていこうと前向きに取り組み始めます。3年目ぐらいからは、若い人たちの「白く、甘く、あっさりしていて美味しい」という声が聞こえ始めました。今では田んぼ全体の半分ほどが「いちほまれ」です。また新たに息子さんが法人を作って始めてくれることになったそうです。そのお話を伺い、日本の農業の未来を担ってくれるのだと感謝の気持ちで一杯になりました。

福井県農林水産部福井米戦略課市場戦略グループの藤田純代主任は、「いちほまれ」について、「コシヒカリを生んだ福井県農業試験場がその技術の粋を集め、見た目の美しさ、ご飯の粘りやつぶ感、甘さやうまみなどすべての項目でコシヒカリを超える奇跡のお米『いちほまれ』を開発しました。今年はいちほまれがデビューして8年目なりますが、ようやくいちほまれの美味しさが全国の皆さまに知って頂けるようになったと感じている」と話してくれました。 

神楽坂にあるAKOMEYA TOKYOでは、お米の量り売りもしています。玄米1キロ以上から、三分づき、五分づき、七分づき、白米、と好みの分づきを注文できます。精米したてのお米は鮮度がよく一段、味が上がります。量り売りをしていない店舗では、2合真空パックで販売しています。いつものお気に入りを選んでもいいし、新しいものに挑戦する、あるいは食べ比べをするのも楽しいでしょう。各地で新しい銘柄を開発していますので、普段とは違ったものを試すのもいいかもしれません。

お米は、甘み、粘り、香りなどさまざまです。店頭では、「もっちり、あっさり、やわらか、しっかり」と分類されて並べられていますので、その中から選んだり、アコメヤお米コンシュエルジュにアドバイスをしてもらったりして、自分の好みのお米を探してみてください。日本のお米をもっと愛したい、そして大切に守り続けたいと思います。

AKOMEYA TOKYO in la kagūのHPはコチラ

*2025年12月14日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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