Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

注目の「麻布台ヒルズ」 11月24日に開業します

麻布台ヒルズ」の記者会見が、8月8日(火)に開催されました。森ビルの辻慎吾代表取締役社長は開発に34年かかったこと、約300の権利者との合意形成が難しかったこと、そして多くのパートナー企業と共に歩んできたことなどを語りました。「Modern Urban Village-緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街―」をコンセプトに、テーマをGreen&Wellness。緑を生み出すために、建物は超高層になりました。

約1400戸の住宅約122室あるホテルはアマンレジデンス東京、約2万人が働くオフィス、ギャラリー、150のテナントが入る商業施設、文化施設、インターナショナルスクール、予防医療機関などができます。目指すは、そこで住み、働き、遊び、学び、憩うという都市機能を一か所に集約化させた街です。

住居が入るのは麻布台ヒルズレジデンスのAとB、そして森JPタワー最上部のアマンレジデンス東京。91邸のみの究極の高級住宅がアマンレジデンス東京です。200億円とか300億円といった噺を耳にしていましたが、その金額になんだか実感がわきません。日本の富裕層の定義は、1億円以上の純金融資産があることとされていますが、1億円が100円ぐらいに感じられそうな数字です。つくづく日本人は貧乏になってしまったんですね(笑)。

その「麻布台ヒルズ森JPタワー」は、高さ330メートルあり、52階のオフィスフロアからは眼下に東京タワーを見下ろせます。

施設は、順次開業していきますが、8月30日に開校するインターナショナルスクール「ブリテイッシュ・スクール・イン東京」は60か国740人の子供たちが通います。11月6日には信濃町にあった慶応義塾大学予防医療センターがオープン。麻布台ヒルズマーケット森ビルデジタルアートミュージアム:チームラボボーダレスが来年1月、150の店舗は2月オープンが予定されています。現在オフィスフロアは外資を中心に50%決まっているそうです。

国際都市東京の磁力を高める」と社長は力をこめますが、伝統、文化、自然を慈しみ大切にしてきた日本人の魂こそが大いなる日本の魅力だと、私は思っています。新しい高級な街に、新しいコミュニティができ、賑わいが創出され、人々の流れが変わる。

八百万の神々を崇め、敬意を払う心を忘れないで生きていきたいと、私は強く思うのでした。

*2023年8月13日現在の情報です*記事写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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