Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

埼玉県・飯能のムーミンバレーパークで「ムーミン谷とアンブレラ」

2019年に開業した「ムーミンバレーパーク」は、今年3年目を迎えました。3回目のこの時期、恒例になった「ムーミン谷とアンブレラ」が4月27日~7月3日まで開催されます。

毎年、テーマを決めて取り組むアンブレラは、鈴木マサルさんがアートディレクターです。

鈴木さんは、マリメッコなどの北欧テキスタイルのデザイナーとして知られ数々の賞を受賞されています。北欧にご縁があり、ムーミンの物語の世界感が傘で描かれます。原作絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』がモチーフで、人間の女の子スサンナがたくさんの冒険をして、いろんなことがあるけれど、ムーミン谷に無事到着する様子が表現されています。

鈴木さんは「想像の翼を広げてみてください。物語の世界に入れます」と語ります。ビニール傘約1200本が200メートルに渡って飾り付けられ「イマジネーションの気球に乗って、どこにでも飛んでいこう」がテーマとなっています。

少しパーク内を歩いてみましょう。アンブレラの道を通って「ムーミン屋敷」へ。途中に、サンドイッチ屋さんもあります(笑)(5月8日まで期間限定)

「ムーミン屋敷」では、ムーミン一家の生活の様子がわかる展示がされています。「リトルミイのプレイスポット」では、リトルミイがムーミン一家の一員となったわけがわかり、「海のオーケストラ号」では、ムーミンパパと一緒に冒険します。

おさしび山エリア」に入るとヘムレンさんの遊園地が。大きなツリーハウスのアスレチックは子供専用です。

そして、孤独を愛するムーミンの親友スナフキンが暮らす「スナフキンのテント」まで行くと突き当り。

ムーミン屋敷の隣の「コケムス」には、展示や映像スペースが充実していますし、ムーミンの絵本が読める「ライブラリー カフェ」や、「キッズスペース」も。

「コケムス」1階の世界最大級のムーミングッズの「ムーミン谷の売店」には、ここにしかないさまざまなグッズがあり、時間がいくらあっても足りません。気がついたら、閉園時間もまじか。

慌てて、イベント期間中の限定メニュー「アンブレラスカイソーダ」(900円税込)を飲みに「レットゥラ ラウンジ」に走ります。グリーンとブルーのゼリー二層になった青リンゴのソーダには、リトルミイの特製マドラーがついていますので、よくかき混ぜて召し上がれ。

ムーミンバレーに初めて入りましたが、自然の中でなんて気持ちがよいんでしょう。植え込みの花の色合いや、新緑の緑の美しさも相まって、一日たっぷり楽しめました。湖ではカヌー体験もできます。

以前記事に書いたムーミンコミックス展」(記事はコチラ)も日本全国ぐるりと回って、最後の展覧会が、6月18日から8月28日まで「東京富士美術館」で開催されます。

ムーミン通になりたいと思ったけれど、奥が深くて、なかなか時間がかかりそう。トホホ。

ムーミンバレーパークHPはコチラ  ムーミンコミックス展HPはコチラ

*2022年4月27日現在の情報です *記事・写真の無断転載を禁じます

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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