Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

GWの後も、素晴らしい芸術が目白押しです!

GW、いかが過ごされましたか。長すぎるなと思った方も、もっと続いてほしいと思った方も、日常生活が戻ってきました。

さて、2019年GWに開催された第3回「上野の森バレエホリデイ」では、バレエを身近に感じてもらおうと、東京文化会館でのバレエ公演やバレエに関した様々なイベントが開かれました。

今回初めて行われたのが、東京国立博物館前での「バレエ・フォー・ライフ」映像の野外特別上映会。「バレエ・フォー・ライフ」というのは、バレエ界に革命を起こした20世紀の巨匠モーリス・ベジャールがクイーンのフレディ・マーキュリーを追悼するために、クイーンの音楽をメインに創作した舞台です。この映像全編が上映され、東京国立博物館の表慶館の前に設置された特別スクリーンで観ることができました。初日こそ悪天候で、東京文化会館小ホールでの上映となりましたが、2日目は、無事、野外上映が叶いました。

 

この「バレエ・フォー・ライフ」が2020年5月に日本で上演されることが決定しました。素晴らしい!

映画「ボヘミアン・ラプソデイ」は、全世界で大ヒットし、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞4冠を受賞し、私も記事を書きました。この映画の主人公、クイーンのボーカルフレディ・マーキュリーはバレエタイツを衣装にしたり、イギリスのバレエ団の舞台に立ったりバレエにとても憧れていたようです。

モーリス・ベジャールは、フレディの死後発表された「メイド・イン・ヘヴン」というジャケット写真を見て衝撃を受けたのだとか。それは、自分が別荘からいつも見ている風景でした。そこでクイーンの音楽を聴いてみたところ、ほれこんでしまいました。

さらに、フレディと同じ歳に同じエイズで1年後に亡くなった、ベジャール最愛のダンサー、ジョルジュ・ドンの存在も影響を与えました。2人とも才能にあふれ、世界中を魅了し、若くして亡くなってしまったのです。その2人を悼んでつくられたこの作品、クイーンの名曲17曲に、ベジャールが振付し、ダンサーたちはジャンニ・ヴェルサーチの衣裳で、バレエを超えた極上のパフォーマンスを見せてくれます。

1997年にパリで初演され、その後、ローザンヌ、ロンドン、アルゼンチン、欧州各地を回り、日本、中国などで熱狂的に受け入れられました。その伝説の舞台がやってきます。

2020年5月の「バレエ・フォー・ライフ」が待ち遠しい~。チケットの発売は2019年11月予定だそうです。詳細はコチラ

 

*2019年5月6日現在の情報です。*記事、写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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