Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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12ヶ月コンプリートしました 銀座に志かわ「月初め食パン」

高級食パンブームは一段落し、飽和状態とも言われていますが、中でも不動の人気を誇る水にこだわる「銀座に志かわ」。

2018年に銀座で1店舗目をオープンしてから今年で5年目になりました。現在、全国に137店舗、2022年7月にはロサンゼルスにも出店しています。

こだわりは、水です。通常、パン作りには弱酸性の水を使いますがこちらはアルカリイオン水。開発に2年をかけ、耳まで柔らかく、ほんのりとした甘みと、なめらかでしっとりとした食感を出しました。甘みがお米に似ていると言うことから、当初から和の食材とのコラボレーションを提案しています。

商品は、最初、この「水にこだわる高級食パン」(2斤880円税別)一択でしたが、現在は、「水にこだわる高級山型食パン」(1斤500円税別)、「水にこだわる高級あん食パン」(1斤880円税別)、そして、毎月月初から10日まで期間限定で発売する「月初め食パン」(1斤880円税別)と選択肢が増えました。

「月初め食パン」は、「水にこだわる高級食パン」の生地に、毎月季節の旬の和のものを取り入れています。昨年の5月にスタートして、季節が廻り、12ヶ月がたちました。

では、スタートの2022年の5月から振り返ってみましょう。「月初め食パン」のスタート時、実は私、カット方法を間違えて垂直に切ってしまったため、きれいに渦巻きがでませんでした。次からは、間違えないように注意して切っています。見た目もきれいじゃないとね。

 

2022年5月「伊勢かぶせ茶あん」は、ちょうどお茶の記事を書いていたときだったので「かぶせ茶」というものに、妙に惹かれました。6月「完熟甘夏あん」、7月「二段仕込み塩こしあん」、8月「沖縄熟成紅いもあん」、9月「芳醇あんずあん」、10月「秋味天津甘栗あん」、

11月「青森甘熟りんごあん」、12月「鹿児島甘蜜安納いもあん」、1月「招福黒豆食パン」、2月「甘美あまおう苺あん」、3月「春爛漫さくらあん」そして4月は「追熟不知火みかんあん」です。

私のベスト3は順不同で、

風味豊かで香り高い4月の「追熟不知火みかんあん」。愛媛県産の不知火みかんを追熟させ、白あんと混ぜたものが練り込まれ、甘みと酸味のバランスがよく、そのまま生で食べるのがおすすめです。

11月の「青森甘熟りんごあん」のりんごは「ふじ」が使われています。トーストしてバターをのせると焼きリンゴのような風味がします。爽やかな甘みがお気に入り。

1月の「招福黒豆食パン」。北海道産の黒豆と白あんに炭を練り込み、透明感のある黒色が美しかった。黒豆の存在感があり、お正月にぴったりです。

さて、一巡して「また、あの味が食べたい」とか「食べ逃してしまったから、ぜひ」と思う方も多いはず。私も、二巡目、楽しみにしています。「あん食パン」の罠にはまりそう~(笑)。

 

*2023年3月31日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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