Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

待ちに待ったマエストロ キリル・ペトレンコ氏初来日

2017年9月17日(日)の特別演奏会から始まったドイツのバイエルン国立歌劇場日本公演。

その記者会見の席に、キリル・ペトレンコ マエストロは、はにかむように入ってきました。ペトレンコ氏はCDも少なく、その名声と評価を聞いて「ぜひ日本でも公演を」とクラシックファンに切望されていました。

 

今回、6年ぶりのバイエルン国立歌劇場2017日本公演に、初来日。2013年に音楽監督に就任し、2019‐2020年シーズンまでの契約で、2019年秋からベルリンフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に決まっています。

Bayerische Staatsoper – Nationaltheater c) Felix Loechner バイエルン国立歌劇場

 

演目は、5月にロメオ・カステルッチの演出で初演され話題となっているリヒャルト・ワーグナーの「タンホイザー」と、

photo:Kiyonori Hasegawa

 

約40年間、同じ演出で常にほぼ満席という鉄壁の人気を誇るヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの「魔笛」です。

 

記者会見で、ペトレンコ氏は「音楽と真摯に向き合い、時間をかけて十分に準備するのを信条としています」と語り、出演者たちも「彼のリハーサルでは多くを学べる」「これほど楽譜を丹念に読み混んでいる指揮者は少ない」「とても正確だ」と彼を評していました。

インタビューにほとんど登場しないペテレンコ氏は、自分のことは「仕事で観てくれ」と言い、「ライブこそが音楽だ」と、その時、その場で生まれる臨場感を大切にしています。とても繊細そうなマエストロは、一体どんな音楽を紡ぎだしてくれるのでしょうか。

 

総勢430人を率いての引っ越し公演。

あなたは、『タンホイザー』を観ますか、それとも『魔笛』にしますか。タンホイザーは約4時間半、魔笛は約3時間15分、たっぷりとバイエルン国立歌劇場を味わってください。

 

『タンホイザー』

9月21日(木)15時、すでに終了しています

25日(月)15時、28日(木)15時

NHKホール

 

『魔笛』 

9月23日(土・祝)15時、24日(日)15時、27日(水)18時、29日(金)15時

東京文化会館

 

特別演奏会

9月17日(日)15時 終了しています 東京文化会館

 

10月1日(日)15時 NHKホール

 詳細はコチラ

 *2017年9月23日現在の情報です。 *記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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