Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのエンターテイメント

新茶の季節 抹茶味のスイーツです

新茶の季節になると食べたくなるのが、抹茶味のスイーツ。なかでも4月15日から期間限定で発売される、ヨックモックの「シガール オゥ マッチャ」は、はずせません。そのほかにも、この季節の期間限定(4月13日~6月14日)の新商品として、青山本店ショップ「青山本店BLUE BRICK LOUNGE」に蔵出し宇治抹茶を使ったスイーツが4品ほど登場しています。

宇治抹茶のモンブラン」(1980円税込)は、底に宇治抹茶のビスキュイ、その上にサクサクのメレンゲ、ラムレーズンアイスが宇治抹茶クリームでくるまれています。周りに置かれた黒ゴマのチュイル、柚子のコンフィチュールで味を変えながら食べられます。こちらで使われている抹茶はすべて「シガール オゥ マッチャ」と同じもの。

このほか、「宇治抹茶のプリン」(864円税込)「宇治抹茶のクッキーシュー」(486円税込)「南青山ロール~宇治抹茶~」(1本2700円税込)があります。「南青山ロール~宇治抹茶~」は南青山ロールの初夏限定フレーバーで、抹茶のスフレ生地、抹茶クリーム、抹茶ガナッシュを「シガール オウ マッチャ」と同じ抹茶を使ってつくっています。抹茶味が濃厚で、スフレはふわふわです。

「シガール オゥ マッチャ」が登場したのは2017年のことでした。今年で7年目を迎えます。バターがたっぷり感じられる「シガール」を好きな方は多いと思いますが、その生地に抹茶を混ぜて焼き上げ、ロール状に巻いたものに抹茶チョコレート(ホワイトチョコレートと抹茶)が詰められています。

抹茶を混ぜるときに、あんばいよくバターの配合を整えてあるので、ほんのりとした苦みとバターの味がピッタリです。さらにきれいな抹茶色も魅力のひとつです。色素を全く使わず抹茶本来の色を出すのは難しいと聞きました。抹茶色がきれい。

 

使用されているのは、京都の蔵出し宇治抹茶です。創業170年の茶の元問屋、堀田勝太郎商店が生産者からじかにお茶を仕入れてヨックモックのためにオーダーメイドで作ったもの。それを手掛けるのは、お茶の審査技術協議会で日本一に3度輝く専属顧問、茶師の森田治秀さん

森田さんがこの度、青山本店でお茶の講義をしてくださいました。お茶のききかた、家庭で美味しい抹茶をたてるときの簡単なたてかた、それはそれは世界が広がり、楽しい時間でした。

森田さんは「春にとれた一番茶を、適切な温度で半年から1年低温貯蔵して熟成させると茶葉はまろやかな味になり、香りと味わいが豊かになります」と語ります。

私は、新茶がありがたいのだと思って飲んでいましたが、どうもワインのボジョレーヌーヴォーと同様で、シーズン初の歓びを味わうためにいただくもののようです。

根津美術館で国宝の燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)を見て、帰りにヨックモックでまったりすれば、幸せな一日を味わえそう。「花より団子」の私だけど、花も団子も大事ですよね(笑)。

 

*2023年4月19日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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