Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

今年のヴァレンタイン

今年もヴァレンタインディがやってきました周りの方に美味しいチョコを差し上げて、喜んで頂けるなら、そんなにありがたいことはないと毎年準備していますが、今年は本当に迷いました。

いくつか取材に行ってきましたので、そのうちの3つをご紹介します。まずは、毎年注目しているフェリシモの世界の希少なチョコレートを扱う「幸福のチョコレート」。日本では知られていない、世界のローカルなチョコレートを買えるサイトです。今回チョコレートバイヤーさんは、これまでの人脈を生かしてオンラインで収集したそうです。

続いて、ベルギーPralibel(プラリベル)。ベルギーのチョコレートは大きいので食べ応えがあります。可愛いデザインも魅力的。

最後は、ワインとのペアリングを楽しむイタリアのチョコレート。これは、大人のイメージです。

ペアリングで、トリュフチョコレートを食べ合わせていくと、単体で食べるよりもいっそう風味が豊かになり、素敵なアリア―ジュが生まれます。ワインが好きで、チョコレートが好きなら絶好のプレゼントになりそうです。先日、ペアリング試食会が開催されました。

イタリアの「タルトゥフランゲ社」は、トリュフの美味しさを世界に広めようと、トリュフ入りパスタや、トリュフリゾットなど数々のトリュフ製品をつくっています。そこに菓子工房ができ、チョコレートとヘーゼルナッツを使ったプラリネが登場しました。チョコレートは全部で8種類。

イタリア・シチリア島で4世代にわたって生産しているワイナリー「ファツイオ社」のオーナーであるリリーさんが来日し解説してくれました。

まず、香り豊かな白トリュフチョコにあわせるのは、ロゼスプマンテ。エレガントな香りの「Nerello Mascalese Rose Extra Dryネレッロ マスカレーゼ ロゼエクストラドライ」。乾杯にぴったりな華やかなスパークリングです。

辛口のプロセッコ「DIRUPO Brut Valdobbiadene Prosecco Superiore DOCGディルボ ブリュット ヴァルドッピーアデネ スーペリオレ」は爽やかな味わい。これにあわせるのは、カリカリした食感が味わえるピーナツと塩キャラメルのチョコレート。

続いて白ワイン。「Anima Solis Biancoアニマ ソリス ビアンコ」は、柑橘の香りがします。合わせるのは、ヘーゼルナッツ入りホワイトチョコレート。このチョコレートは紅茶やカプチーノともあうそうです。

「Jarno Bianco Colline Pescaresi IGTヤルノ ビアンコ コッリーネ ペスカレージIGT」は黄金色で樽発酵、樽熟成で木の樽の香りがして、まるでシチリア島にいるかのような幸せな気持ちになりました。陰干しブドウを使い、凝縮された味わいです。ほんのりとカルダモンの香りのするチョコレートとあわせると、どちらも引き立てあい、これぞペアリング。

そして赤ワインです。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ネロダヴォラのブレンドワイン「Anima Solis Rossoアニマ ソリス ロッソ」は香りが豊かでミネラル感がある軽やかな味わい。合わせるチョコレートはカプチーノ。「Calinverno IGTカリンヴェルノ」は、しっかりした重めの味わい。エキストラダークと、ヘーゼルナッツ入りブラックチョコと一緒にどうぞ。

チョコレートとワインをセットにした「Valentine特別ギフトセット」もあります。神楽坂のお店「DolceVita」にも、行ってみたくなりました。

サイトはご参考までにこちら。https://www.rakuten.co.jp/dolcevita-kagurazaka/

バレンタイン特集はこちら。https://item.rakuten.co.jp/dolcevita-kagurazaka/c/0000000648/

*2023年2月13日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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