Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

ステンドグラスが美しい「フランセ」、青山に移転リニューアルオープン

洋菓子の「フランセ」は渋谷から横浜に移り、40年ぶりに東京・青山に戻ってきました。創業から60年。生まれ変わってリブランドしようとしています。

 東京・表参道駅の目の前にできた店舗は、光が降り注ぎ、実がなることをイメージした気持ちの良い空間です。カフェも併設されていて、ステンドグラスで彩られた扉や窓が美しい。ここでは、この店舗限定の生菓子「フランセパニエ」をいただくことができます。

これは「フランセ」おなじみのミルフィーユから発展させた新商品で、商品開発したのは、フランスで修行し、大阪エシレでシェフパティシエを務めていた吉田シェフ。

「逆さ折り」というバターを生地で包むのではなく、生地をバターで包む方法でつくりあげた軽くもろい食感のパイの中に、生クリーム、カスタードクリーム、マスカルポーネチーズを加えたクリームがたっぷり入っています。コレステロール値を下げるためにバターと生クリームを控えている私にとっては、ひとつの半分ぐらいで我慢、がまん。ドリンクセット1200円(税別)。お菓子のみ600円(税別)。テイクアウトは、3個か5個入りで購入できます。

 

フランセというと、以前をご存知の方は東郷青児さんの絵を思い浮かべますが、創業者の高井二郎さんが、大学の同窓でフランスに縁のある東郷さんに依頼してイメージをつくりあげたもの。まだ、洋菓子が貴重だった時代です。

リブランド後の今は、おしゃれで夢のあるパッケージを使い、4種類のミルフィーユも手軽なお土産として喜ばれそうです。私は食べ過ぎないように注意しないと!

 

フランセ表参道本店 2018年6月1日オープン

東京都港区南青山5-6-3メーゾンブランシュⅡ2F 11時~19時 03-6427-2240

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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