Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのエンターテイメント

クリスマスの幸せを今ここで 英国ロイヤルバレエ「くるみ割り人形」

クリスマスに欠かせない演目「くるみ割り人形」が、2月24日(金)から1週間映画館で上映されます。ピーター・ライトがロイヤルバレエ団のために1984年に振り付けた作品です。原作は、E.T.Aホフマンによる「くるみ割り人形とネズミの王」。台本はマリウス・プティパ。1892年に初演されました。

これほどまでに、ロイヤルバレエ団で日本人ダンサーが活躍しているとは知りませんでした。「くるみ割り人形」は、特にどの役も難しく、技術とスタミナが欠かせません。どの演目もそうでしょうが、ダンサーには、猛稽古が必要で、全力を尽くさないと踊り切れないそうです。

金平糖の精の役に金子扶生。2021年にプリンシパルに昇進し、自信と貫禄にあふれています。何と言ってもこの金平糖の精は、現在、新国立劇場の舞踏芸術監督の吉田都が得意としていた役で、金子も憧れていたのだとか。

少女クララ役に前田紗江。2018年にロイヤルバレエ団に正式に入団し、この役のデビューは2021年。可憐で情緒があり多くのファンを魅了しそうです。

チャイコフスキーの良く知る曲の数々にのせて、舞台や衣裳が美しい。美術は、ジュリア・トレヴェリアン・オーマン。大きな大きなクリスマスツリー、ネズミとの戦いに、夢のような雪の精の踊り、お菓子の国では華やかな宴が繰り広げられ、さまざまなダンスが見られます。

物語は

ネズミ捕りを発明したドロッセルマイヤーは、甥のハンス・ピーターを女王の呪いでくるみ割り人形に変えられてしまう。クララの愛で呪いがとけ、ドロッセルマイヤーに導かれお菓子の国に招かれる・・。

コロナ禍、登場できなかった子役たちも大勢舞台にあがります。

「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23」バレエ『くるみ割り人形』2023年2月24日(金)~3月2日(木)HP:http://tohotowa.co.jp/roh/

*2023年2月23日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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