Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのエンターテイメント

「STARS展 現代美術のスターたちー日本から世界へ」で、現代アートを体験する

草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司という、世界で活躍する日本の現代アーティストのスターたちにスポットを当て、初期作品と最新作を組み合わせた展覧会「STARS展 現代美術のスターたちー日本から世界へ」が、六本木ヒルズの森美術館で開催中です。

杉本博司の作品が見たくて行ったのですが、どれもこれもさすがに素晴らしい作品ばかり。時のたつのを忘れました。

©2020 Takashi Murakami/KaiKai Co.,Ltd.All Rights Reserved.

まず迎えてくれるのは村上隆。オタク文化と江戸の大衆文化を融合した「スーパーフラット」論で世界を席巻しています。ルイ・ヴィトンとのコラボレーション商品が登場した時には驚かされました。オタク文化を象徴する代表作の等身大フィギュア彫刻からスタートです。この展覧会のために描かれたのは約20メートルの巨大な作品、2020年《チェリーブロッサム フジヤマ JAPAN》や2020年《ポップアップフラワー》などが見られます。

続いて、李禹煥(リ・ウファン)

1969/2020年《関係項》という作品と、新作大型絵画《対話》。

<展示風景>

草間彌生

画面全体に網目を描くネットペインティングや突起物を作品にしたソフト・スカルプチュア。さらに、2019年《たくさんの愛のすばらしさ》。

<展示風景>

宮島達男

数字が変化するデジタルカウンターを使ったインスタレーション《「時の海―東北」プロジェクト(2020 東京)》。東日本大震災犠牲者の鎮魂と震災の記憶を継承するために、社会的な参加型プロジェクトとして「時の海―東北」を継続的に制作しています。

宮島達男 《「時の海—東北」プロジェクト(2020 東京)》

奈良美智 

初期のドローイングとご本人のコレクション。《Miss Moonlight》2020年は新作です。

<展示風景>

そして最後が杉本博司

2019年の「カルティエ、時の結晶」の会場構成を手掛けた新素材研究所の仕事があまりに素晴らしく印象的でした。

最近では、文楽やオペラ座公演、能のプロデユースなどでも知られる杉本ですが、写真家で、アメリカ自然史博物館でのジオラマを見て生きているように感じ「生と死のはざまを切り取る思い出深い作品」(杉本)1976年の「シロクマ」は現代美術作家としての第一作です。1977年にニューヨーク近代美術館に収蔵されました。

<展示風景>

《シロクマ》1976年 大林コレクション蔵

代表作「海景」シリーズと同時並行して撮られた「レボリューション」シリーズ。1982年「Revolution 001 北大西洋ニューファンドランド」、1982年「Revolution 002 北大西洋ニューファンドランド」、1990年「Revolution 008 カリブ海、ユカタン」。地球の自転と月との関係が時間とともに変化していきます。

<展示風景>

杉本博司の創作活動の集大成である、2017年に開館した「小田原文化財団 江之浦測候所」の「移ろいゆく季節と光の中で」(杉本)撮影した映画「時間の庭のひとりごと」。江之浦測候所の四季折々が30分ほどの作品に映し出されています。1万平方メートル近い土地に隧道、ギャラリー、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、回遊路、考古遺物である石や門などがあります。私の教養が深ければ、もっともっと様々なことが感じられるはずなのに残念(苦笑)。

ここは、「命の続く限り続いていく」(杉本)ところであり、「人間を人間たらしめるのはアート」で「希望はアートだけ」だと杉本は語ります。

この展覧会では、それぞれの作家と、日本の現代アートがどのように海外に紹介されたのかというアーカイブも充実していますが、私はアートを体感するだけで精いっぱいで、知を稼働させることはできませんでした。

また、アーティストの生の声が流れる音声ガイドは、ご自身のスマートフォンとイヤフォンで聴くことができます。それぞれ作家自身がキャリアや作品について語っていますので、その方の作品を見ながら、御本人の声を聴けるという、これが本来の音声ガイドの姿なのではないかと、ありがたく感じました。

「STARS展:現代美術のスターたちー日本から世界へ」2020年7月31日~2021年1月3日六本木ヒルズ森タワー53階 森美術館

詳細はコチラ

*主催者の許可をいただいて撮影しています。記事と写真の無断転載を禁じます*2020年9月11日現在の情報です。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

http://www.geocities.jp/officewe_homepage/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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