Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

ベルリン・フィルを自宅で

春うらら。あたたかくて桜もちらほら咲き始め、そぞろ歩きしたいところですが、ここはひとつ集わず、楽しみたいもの。

クラシックコンサートの公演中止も余儀なくされる中、次々に新しい試みがなされています。

(c) Berlin Phil Media

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団はホールが閉鎖されている3月末まで、アーカイブ「デジタル・コンサートホール」を無料で開放していて、すべてのコンテンツを見ることができます。https://www.digitalconcerthall.com/ja/news

サー・サイモン・ラトル指揮でベルリン・フィルのソロ・オーボエ奏者、ジョナサン・ケリーが独奏するコンサートを聴いた時は胸が震えました。どれもこれも聴きたくて、時間が足りないほど。テレワークで、移動時間を使っていない分、自分の時間が増えているはずなのに(笑)。

(c) Peter Adamik

そのほかにも、各劇場で次々と配信を開始していますのでぜひ、探してみてください。パリ・オペラ座をはじめ、ウィーン国立歌劇場、ボローニャ歌劇場、トリノ王立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、アン・デア・ウィーン劇場は新制作のベートーヴェン『フィデリオ』、MET(メトロポリタン歌劇場)のライブビューイングは、いつも東京・東銀座の東劇で見ているので、自宅で観られるなんて信じられない喜びです。ベルギーの王立モネ劇場も3月21日から無料のストリーミング配信をスタートさせています。ヨーロッパの夏の音楽祭も軒並み中止や延期を余儀なくされていますが、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルなどYouTubeで今なら観られるものもあるようです。

無観客のストリーミング中継やアーカイブの公開と、形は様々ですが、何とかしたい、何とかしなければという強い意志が感じられます。もちろん、会場で全身音に包まれて聴くのとは違いますが、音楽は心を癒し不安を和らげてくれます。

先日の東京交響楽団のニコニコ動画での無観客演奏会は、ライブで配信されましたが、ニコニコ動画ならではの、観客が感想を文字でリアルタイムで映像にドンドン書きこめるスタイルでした。「素晴らしい」「感動もの」と言った言葉にあふれ、それを見ている人たちは感動を共有することができました。

一人で家で見ていても、何万人もの人たちと一緒に見ているんだという喜びを感じることができる。しかも、見ている人数が膨大で、会場の座席数の何倍もの人たちです。ネット配信ならではの良さでしょう。

クラシック好きはもちろん、なじみのない人たちもいたはず。「無料配信してもらって申し訳ない」と思った人のために、何か方法を考えてくれればなぁ。

様々な業界で必死の試行錯誤が行われ今までになかった新しい「ありかた」が生まれるかもしれません。

*2020年3月22日現在の情報です*写真・記事の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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