Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

ムーミン75周年記念「ムーミン コミックス展」9月24日から

ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンの漫画(コミックス)は1947年からフィンランドの「ニィ・ティド」紙に掲載され、1954年からはイギリス「イブニング・ニューズ」紙で連載がスタート。ピーク時には、世界40カ国120紙に配信されていました。このムーミンコミックスがあるために、ムーミンは世界に広く知れ渡るようになったのです。

今回、銀座松屋で始まった「ムーミン コミックス展」は、このムーミンコミックスが主役です。日本語に訳されていない物語や、コミックスだけに登場するキャラクターなど初お目見えのものばかり。一コマ一コマ、一枚一枚、すみからすみまで堪能したい。

さてムーミンの世界は、児童書、絵本、連載漫画の3つの分野で拡がりました。

その中でもムーミンコミックスは、週6日、約20年も続きました。トーベが多忙になり14話から(18話を除く)は、翻訳などを担当していた12歳年下の弟ラルス・ヤンソンに筋書きを任せ、約2年間の共同執筆を経て、その後作画も含め全面的に引き継ぎました。

残念ながら、トーベ・ヤンソンの原画は残っていないそうで、トーベのものはドローイングと習作、そしてラルス・ヤンソンの原画などあわせて約280点が展示されています。

まずは、ムーミンコミックスのお決まりの最初のコマ、ムーミンのお尻の絵からスタートです。イントロダクションは、誰でも知ってるキャラクター17点。

次のコーナーから、ムーミンコミックスが始ります。鉛筆書きやスケッチ、キャラクター設定のためのドローイングはトーベのもの。ラルスは新聞用の原稿版下、後半の4作品「戦争と平和」は全ページ見られます。

 

 

ラルスは、トーベから引き継ぐまで作画をしたことは一度もなかったのに、ムーミンを描くという難しい技を伝授され3か月練習して描くようになったなんて、やはり天才としか言いようがありません。ラルスになって、よりコミック的に、さらに隣のコマにつなげる枠が楽しくて、わくわくします。

トーベ・ヤンソンが「小さなトロールと大きな洪水」を発表して75年。

展覧会では、本物のエネルギーを味わい、お宝のような展覧会カタログを家でじっくり読み込むというのもいいかもしれません。

右 お笑いの2人ティモンディ

 

ムーミンコミックス展」東京・銀座松屋 2020年9月24日(木)~10月12日(月)日時指定制

*2020年9月24日現在の情報です。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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