Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

今なら近い北海道! 紅葉狩りと秋の味覚の旅 ~十勝の畑で長芋を掘る

十勝の農家さんは、本当に豊かです。広大な農地、走りまわるトラクター・・・。そして「私たちは作物を作っているのではない。豊饒な大地を作っているのだ」という誇りがあります。

 

晴れ渡る青空のもと、十勝連峰そして日高山脈をのぞむ大きな農地にご案内いただいたのは「いただきますカンパニー」の井田芙美子社長です。「いただきますカンパニー」は、4つの農家さんと契約をしていて、農業に関心を持ってもらおうとお客さんを連れて畑をピクニックする仕事をしています。この10月には、農水省から地域の活性化に取り組んでいる優良事例として「ディスカバー農山漁村の宝」として認められました。

 

今回おじゃました道下広長農場は、70ヘクタール、ディズニーランド1.5個分の広さの大規模農家です。こちらでは、小麦、ながいも、じゃがいも、大根を中心に栽培し、一部では農薬の使用量を50%削減、化学肥料の窒素成分量を50%削減する特別栽培を行っています。ここで私たちは、ながいも掘りを体験します。10月上旬から10月末までのごくわずかな期間限定です。

 まず、大切な農地に余計なものを持ち込まないように長靴をお借りして、さらに洋服が汚れないように上下カッパ、陽射しが強かったので麦わら帽子までお借りしました。さぁ、畑に出発です。

 最初に、麦畑で麦踏みです。作物の上を歩くことに抵抗がありましたが、実は上に乗ることで強くなるんだそうです。井田社長の解説で、道下さんはパンになる超強力粉「ゆめちから」という品種の開発に尽力されたということ。緑肥のスペースもとっていて、輪作をして循環型農業であることなど、十勝農業の特徴を教えてもらいました。

 

ながいも畑には、トラクターがすごいスピードで走り回り、つるをからめとっています。ながいものつるは緑のカーテンのように支柱に絡ませてあるのですが、支柱を外してから収穫を始めます。農家の普段の様子を見せてもらい、地平線まで続くような畑を眺め、いよいよ、ながいも掘り体験です。

土の中に入るので、泥にまみれます。腰の位置から下がながいもの長さ。横まで掘られている所のつるの下についている、ながいもを土から掘り出すには、スコップで形に添って下まで掘り進め先端まで行きついたら、向こう側に手を回して優しく土から取り出します。

ながいもはデリケートですから傷つけたり、折れたりしないように、慎重に丁寧にとりだしました。掘れた時の喜びはひとしお。もっと、もっと掘りた~い。

 

そして次はおやつタイム。輪切りにして北海道バターで焼いてお醤油をかけたのをいただきました。少し粘りがあり、さくっとしていて味が濃い。掘ったながいもはお土産にもらってきました。

 

季節によってさまざまな体験ができます。前回私はトウモロコシをもぎましたが、今度はながいも掘りがしたいなっと思っていたらタイミングがあいました。土が柔らかく豊かな土壌を実感する瞬間。野菜の様々な表情や、地面へのつきかた、大地の恵みを感じ、作物と地球への愛を感じずにはいられません。

「ながいも掘り」ができるのもあとわずか。観光需要を取り戻そうとスタートした「北海道ふっこう割」を利用して北海道に急げ!

 

「畑ガイドと行く農場ピクニック」詳細はコチラ https://www.itadakimasu-company.com/

 北海道ふっこう割 詳細はコチラ https://genki-hokkaido.com/

 

 

1、今なら近い北海道! 紅葉狩りと秋の味覚の旅 ~ガーデン街道を行く 記事はコチラ

2、今なら近い北海道! 紅葉狩りと秋の味覚の旅 ~帯広スイーツめぐり 記事はコチラ

 

 

*2018年10月23日現在の情報です。*写真・記事の無断転載を禁じます。*協力:北海道観光振興機構

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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