Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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映画『エリザベス  女王陛下の微笑み』は、ユーモアただようドキュメンタリー

エリザベス女王即位70周年を記念して、ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』がつくられた。エリザベス女王は、Netfrixドラマ『ザ・クラウン』や、映画やコメディの題材になったり、多くの人の憧れであり、関心も高く、世界中知らない人はいない存在だ。

(c)Elizabeth Productions Limited 2021

映画「007」シリーズの俳優ダニエル・クレイグと女王がヘリに乗り込み、パラシュートでスタジアムに舞い降りるシーンは、ロンドン五輪の時に流された映像である。大英勲章を叙勲したあとのビートルズのコメント、エリザベス・テーラーマリリン・モンローチャーチルなど歴史的人物も姿を見せる。100年近い間、世界の中で歴史と向き合い、体験し、関わってきたエリザベス女王を感じることができる作品だ。

エリザベス女王(2世)は、1952年父のジョージ6世の死を受けて、わずか25才で突然即位することになった。

(c)Elizabeth Productions Limited 2021

この4月には96歳の誕生日をお祝いし、公式の誕生日である6月第2土曜日を前に大きなセレモニーがイギリス各地で盛大に開催された。花火、祝砲、コンサート、パレード、セントポール大聖堂での感謝のミサ、ダービー・・。今年は特に、英国君主として初めての「プラチナ・ジュビリー」ということで、年間を通じて様々な公式式典が行われ世界中から祝福されている。

映画は、テレビ出演に際して、背景と洋服の兼ね合いを気にして、笑顔でジョークを言う女王から始まる。女王陛下にお目にかかる際には、色々な決まりごとがある。挨拶の仕方、お名前をお呼びするときにはどうするか、リハーサルのために代役が立つのだが、その役をやらせてもらえるのも光栄なことのようだ。

馬が大好きなことや、

(c)Elizabeth Productions Limited 2021

フィリップ殿下とのラブストーリー、

(c)Elizabeth Productions Limited 2021

週に一度の首相との面談、王冠の重みなど、イギリスの歴史も垣間見ることができる。細かな説明などなくても、それが伝わり、優しくユーモアがありとてもチャーミングなお人柄だということがわかる。

どのようなときも毅然として生きてこられた姿を拝見し、「自分を高め、すべてを受け入れる運命だ」という言葉を伺うにつけ、お立場の厳しさを想像する。影響力のあるお立場だからこそ、律しなければならないこともたくさんあるだろう。利用されたり、非難されたりすることも数限りなくあるに違いない。

『ノッテイングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督の、女王に対する愛と尊敬が根底にあり、ポップに軽やかに、そして深く描いた作品だ。コロナ禍で「新規の撮影が不可能な今、アーカイブでドキュメンタリー作品をつくろう」という前向きな気持ちは、ここに実った。2021年9月に急逝した監督に敬意を表すると同時に、エリザベス女王に感謝と祝意をお伝えしたい。

エリザべス 女王陛下の微笑み6月17日(金)TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマ他、全国公開

*2022年6月5日現在の情報です*記事、写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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