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紳士のたしなみ

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熊川哲也 『カルミナ・ブラーナ』2021特別収録版 配信

3月29日(月)~4月27日(火)オンラインで配信される熊川哲也の「カルミナ・ブラーナ」2021特別収録版。メイキング映像と本編あわせて65分の舞台は、見ごたえ十分。熊川哲也が特別に参加し、K‐BALLET COMPANYのダンサー、オーケストラ、合唱など総勢250名の出演者で、完全無観客4Kで特別に収録されたものだ。

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カルミナ・ブラーナ」とは、作曲家カール・オルフの代表作で、中世ドイツの修道院で発見された詩歌集に基づいてつくられた歌と舞踊の舞台。曲は有名なので誰もが一度は聴いたことがあるだろう。

カール・オルフが「カルミナ・ブラーナ」をつくったのは1936年のナチスドイツ時代。女神フォルトゥーナが悪魔ルシファーと恋に落ち、その子は悪魔だったという衝撃的な冒頭からスタートする。その子、アドルフ(ヒットラー)は、人間社会に紛れ込み、人間を悪に染め、闇を与え悪行を操るのだった・・・。

2019年Bunkamura30周年記念として舞台で上演された「カルミナ・ブラーナ」は、熊川哲也が演出・振付・台本を手掛け、世界初演された。あまりにスケールが大きく2公演のみの上演で再演不可能とまで言われていた作品で、それが映像となって配信されることになった。

熊川は、「コロナ禍、惰性と妥協の中でいたが、この企画に心のスイッチを押してもらいエンジンがかかった。生の舞台には勝てないが、負けない映像ができた。これだけの規模のプロジェクトをこの時期にできたのは奇跡であり、一番喜んでいるのは作品だと思う」と完成披露試写会で語った。

また、今回、女神フォルトゥーナは出演せず、熊川が特別参加している。アドルフは、2019年と同様、関野海斗。クールな悪で、切れ味抜群だ。

切迫感と恐怖に満ちて始まり、白鳥は殺害され、神父は堕落し、天使は死ぬ。逃れられない痛みから人類は復活を遂げることができるのだろうか。

熊川は、今、この作品を上演することに、最初はかなり迷ったそうだ。パンデミック禍にいる我々にとって、あまりにも生々しすぎるのではないか。しかし、悪によって崩壊され、「再建をもたらす象徴として登場することで自分を納得させることができた」と言う。2年ぶりの舞台、熊川はさすがの存在感である。

ドローン、クレーン、4Kカメラなど全部で9台ものカメラを使って撮影され、メイキング映像はもとより、クローズアップや俯瞰などで舞台とは違った楽しみを与えてくれる。

詳細はこちらhttps://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/21_carmina_burana/

 

*2021年3月25日現在の情報です。

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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