Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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11月はシュツットガルト・バレエ団「オネーギン」と「白鳥の湖」

11月に開催予定の、シュツットガルト・バレエ団の記者会見が行われました。ちょうど「世界バレエフェスティバル」の真っ最中。3年ぶりの公演です。

 

登壇したのは、9月に就任するタマシュ・デートリッヒ芸術監督、プリンシパルのマリシア・アマトリアン、プリンパルのエリサ・バデネス、プリンシパルのフリーデマン・フォーゲル、そしてゲストのパリ・オペラ座バレエ団エトワールのマチュー・ガニオ。ちょうど、第15回世界バレエフェスティバル開催中ですので、主演ダンサー4名交えての会見となりました。

 

ドイツの名門シュツットガルト・バレエ団は、天才振付家ジョン・クランコを中心に創設されました。彼が急逝したのちマリシア・ハイデ、リード・アンダーソンが伝統を引き継ぎ、今年 9 月からは、同団を代表するスターとして活躍したタマシュ・デートリッヒが就任します。もちろん、世界バレエフェスティバルにも出演経験があります。

就任後初の日本公演では、同団の魂的作品であるジョン・クランコを代表する2作「オネーギン」と「白鳥の湖」を披露します。

「オネーギン」では、バレエ団の看板ダンサー、アリシア・アマトリアンとフリーデマン・フォーゲルの他、

マリインスキー・バレエの名花ディアナ・ヴィシニョーワやパリ・オペラ座バレエ団髄一のエトワール、マチュー・ガニオ

というゲスト・アーティストを迎えます。いずれのペアからも目が離せない魅力的な 3 組の競演に、記者会見に参加していた記者からも「3公演全部買いました」という声があがるほど。

「オネーギン」は、ダンサーが踊りたいと切望する演目。また「白鳥の湖」も、「知る限りのすべてのテクニックを出さないと踊れない」とアリシアに言わせるほどの第4幕。

 

この会見で、アリシアが「舞台で恐れないようにしています。というのも自分のすべてをさらけ出して踊るからこそ、観客を引き込むことができるからです」。と語り、そこにタマシュ芸術監督が「アリシアはそこに立っただけで惹きつけられる本当に特別な存在」と言葉を重ねました。

 

その言葉どおり、第15回バレエフェスティバルのBプロ第2部「椿姫より第2幕のパ・ド・ドゥ」を踊った、アリシア・アマトリアンとフリーデマン・フォーゲルはまさしく、特別な空気感で会場を巻き込む、印象深い舞台を見せてくれました。

11月の公演が待ち遠しい~。

 

シュツットガルト・バレエ団公演は HPはコチラ

「オネーギン」は、2018年11月2日、3日、4日

「白鳥の湖」は2018年11月9日、10日、11日

会場:東京文化会館

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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