Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

家具ブランドが手掛けるSTELLAR WORKS(ステラワークス)Restaurant誕生

家具ブランドSTELLAR WORKS(ステラワークス)のレストランが、青山一丁目駅直結の青山ビルに2024年3月2日(土)オープンしました。

日本人創業者が2012年に立ち上げた家具ブランドSTELLAR WORKSは、上海の本社と工場を拠点に世界約30か国で展開しています。日本人の感性を、ヨーロッパのデザインで、アジアから世界に発信しようと、2018年に東京、ロンドン、2019年にニューヨークにショールームをオープンしました。世界中で活躍するデザイナーと協働し、ホテルやレストラン、オフィスなどに家具を提供しています。時代にとらわれない、シンプルで上質な汎用性の高い家具は、モダンでありながら使い込むほどに味わいが出ます。クリエイティブ・デイレクターは、上海とロンドンを拠点とするNeri&Hu(ネリ&フー)。そのほかにも世界トップクラスの建築家、インテリアデザイナー、プロダクトデザイナーを起用しています。

ショールームに併設されたこちらのレストランは、ニューヨークで人気のデザインユニットRoman & Williams(ローマン&ウィリアムス)がアジア初のプロジェクトとして手掛けたこだわりの空間です。以前、「ARBOR」というレストランだったのを覚えておいでの方も多いのではないでしょうか。今回、STELLAR WORKS Restaurantという新たな形でスタートしました。

まず、エントランスを入ると左手にスタンディングバー。こちらHAPPY HOUR(17時~18時)にはワンコインでアルコールを楽しめます。まっすぐ進んで奥がショールーム。STELLAR WORKSの家具に実際に触れ、座り、試すことができます。その先、左奥がSTELLAR WORKSのダイニングテーブルを使用したSTELLAR WORKS Restaurant。レストランの向こうにはテラスもありますので、暖かくなったら赤坂御所の緑を眺めながら都会の風に吹かれて美味しいものを召し上がれます。また、着席で14名入れる個室もありますので、大切な集まりにも使えそう。

株式会社Stellar & Co.代表取締役の風直樹さんは「美味しくて気持ちがよく、大人がちょっと気取ってくつろげるレストランです」と挨拶されました。

料理を手掛けるのは、「ARBOR」でご存じの方も多い入江誠シェフ。2009年にミシュランガイドで2つ星を獲得したこともある実力派です。長年フレンチで腕を振るってきたエグゼクティブシェフの料理は、見えないところに手をかけたモダンな地中海料理。どれもほんのりとエキゾチックな香りを漂わせ、絶品です。

「からすみバタートースト」「南瓜のマリネ ターメリック風味」「ギリシャ風ムール貝のマリネ」「ブッラータチーズとトマトのカプレーゼ」「ミントとケールのサラダ 胡麻風味」「エビと赤野菜の“ROUGE”サラダ」「羊のスパイシー春巻き」「炭火豚のホップピッツア」「但馬牛の炭火焼き カタルーニャディップ」「シチリアレモンのジュレ」

まずは、シグネチャーの「ホタテ貝と塩レモンのリゾット」「羊のブロシェット クミン風味」ははずせません。レモンの香り高いリゾットの上にしっとりふわっとしたホタテ貝がのっています。何気ない「ブッラータチーズとトマトのカプレーゼ」も、バランスが抜群です。「エビと赤野菜の“ROUGE”サラダ」は色のトーンが異なる赤とピンクが折り重なり、美しい。また、ビールのホップを利用したピザは、見た目は普通ですが、あとから感じるさわやかな苦みが心地よく、びっくりするほどの味わいです。最後のデザートも忘れずにお召し上がりください。

  

 

STELLAR WORKSの家具に座り、テーブルに料理が並べられる。STELLAR WORKS Restaurantの世界観のなかで、ゆっくりした贅沢な時間を過ごせそうです。

STELLAR WORKS Restaurant 港区北青山1-2-3青山ビルディング2F 青山一丁目駅直結 

<RESTAURANT> 火~金 17時半~22時 土 11時半~15時/17時半~22時 日・祝 11時半~15時

<STANIDING BAR> 火~土 17時~23時(HAPPY HOUR 17時~18時)

<THE BAR> 火~土 20時~23時

*2024年3月14日現在の情報です。*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

おすすめのたしなみ