Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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東京フィル「平日の午後のコンサート」2022シーズン 尾高マエストロ<ウィーンの思い出>

東京フィル「午後のコンサート」2022が、4月28日、いよいよ開幕しました。

第1回目は、桂冠指揮者・尾高忠明マエストロの指揮と話で綴る<ウィーンの思い出>。ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲からスタートです。演奏は、勢いよくエネルギッシュに始まりました。何て華麗で美しい曲なんでしょう。ウィーンの華やかさが、想起されます。ヨハン・シュトラウス2世は、ヨハン・シュトラウスの長男で「美しく青きドナウ」や、今回も演奏された「皇帝円舞曲」などを作曲しワルツ王と呼ばれています。このオペレッタ「こうもり」もよく知られた曲。

撮影=寺司正彦/提供=東京フィルハーモニー交響楽団

2曲目は、2歳年下の弟ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「天体の音楽」、3曲目はヨハン・シュトラウス2世のポルカ「クラップフェンの森で」。カッコウが鳴き、鳥がさえずる牧歌的な曲です。

そして、前半最後が「皇帝円舞曲」。ドイツとオーストリアとの同盟締結を機に作曲され、最初は「手に手を取って」というタイトルでしたが、あまりにも重厚にできてしまったため「皇帝円舞曲」と改めたそうです。尾高マエストロは言います「国と国は仲良くしなきゃいけないと、すごく思うんです」。

撮影=寺司正彦/提供=東京フィルハーモニー交響楽団

休憩後は、事前に観客から集めた質問に答える時間で、尊敬している人は誰ですか、大切にしているものは何ですか、ウィーンの思い出を語ってください、生きているうちにこれだけはやっておきたいことは・・・。それぞれの質問にユーモアを交えながら回答していく尾高マエストロは本当にシャープな方だと感じます。

そして、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」で締めくくられました。会場は、ほぼ満席。生の演奏をひとつの空間で聴ける歓びは、代えがたいものがあります。

5月の渋谷の午後のコンサートには、栗田博文マエストロが登場しました。こちらはまた、バーンスタインの「ウエストサイド・物語」でオーケストラをスイングさせ、観客を映画の世界に誘い込みました。

東京フィルハーモニー交響楽団 HP:https://www.tpo.or.jp/

*2022年5月17日現在の情報です*写真・記事の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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