Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

神尾真由子の圧倒的ヴァイオリンの力「東京フィル7月の定期演奏会」

東京フィルのチョン・ミンと神尾真由子のチャイコフスキーは、うだるような暑さを跳ね返す力をくれました。7月の定期演奏会はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と交響曲第6番「悲愴」というチャイコフスキーの名曲、2曲です。

ソリスト神尾真由子のヴァイオリンは、情熱的で表現力に富み、集中力がすさまじく、観客に息遣いを忘れさせるほどの音楽を生み出します。2007年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝して世界中から注目され、その後、ますます磨きがかかり風格が出てきました。彼女の演奏は、卓越した技術力にとどまらず、圧倒的なパフォーマンスとなって観客を巻き込みます。

ストラデイヴァリウスの音色が重々しく重厚でありながら艶があり、奏者に自由自在に操られて光り輝きます。ストラデイヴァリウスは、いい演奏者に弾かれることでますます楽器としての質が高まると言いますから、神尾さんに演奏されて、ストラデイヴァリウスが輝くというのも、あながち比喩ではないかもしれません。実力がないと鳴らすことができないストラディは神尾さんとなじみ、ひとつになって一度聴いたら忘れられない音色を観客の心に残しました。

チョン・ミンは東京フィルのアソシエイト・コンダクター。韓国やヨーロッパでの活躍は広く知られていますが、いままさに上り坂のマエストロです。チョン・ミョンフンの息子で、東京フィル登場は3回目。オペラハウスで培った表現力が詰まった「悲愴」は極めてドラマティックでした。観客の絶大なる拍手の中、幕を閉じました。

彼の深淵で、激しい指揮と、東京フィルの面々がチャイコフスキーの音楽を届けるために、うねりとなって吹き荒れました。猛暑の中、会場に行くだけでも倒れそうでしたが、かいのある演奏会でした。

東京フィルハーモニー交響楽団 7月定期演奏会 指揮チョン・ミン ヴァイオリン神尾真由子 2025年7月20日(日)HPはコチラ

*2027年7月27日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます*写真はすべて撮影=上野隆文/提供=東京フィルハーモニー交響楽団

 

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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