Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
是非学びたい気になるテーマについて学んでいきます。

紳士のためのお出かけエンタテインメント

バレエ「くるみ割り人形」 新国立劇場 

ウエイン・イーグリングの振付で、華やかでエレガントな美術・衣裳の「くるみ割り人形」開幕です。去年、私は年明けに観てこの作品の記事を書いていますが(記事はコチラ)、再演を重ね、磨きがかかり、今年はクリスマスから年越し、さらにお正月三ヶ日も上演します。

撮影:瀬戸秀美

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物語は・・

雪が舞うクリスマス・イブ。クララの邸宅の前の凍った運河で、人々はスケートを楽しんでいます。パーティにやってきたドロッセルマイヤーと彼の甥は手品を披露し、招待客を楽しませます。ドロッセルマイヤーはクララにくるみ割り人形をプレゼントします。

クララは眠りにつき、夢の中で、邪悪なネズミの王様にやっつけられそうになった人形は兵士になって戦います。ネズミの王様に追われる2人をドロッセルマイヤーは気球で救い出しました。

撮影:瀬戸秀美

魔法の地では、ネズミの王様は打ち負かされ、スペイン、アラビア、中国、ロシアのダンサーたちが踊りを披露。花のワルツ、そしてクララは金平糖の精になって、王子と一緒に踊ります。クララは夢からめざめ、ドロッセルマイヤーと甥は気球に乗って去っていきました。

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私が見たゲネプロ(本番前の通し稽古)のペアは、柴山紗帆と速水渉悟でした。柴山も速水も2021年にファースト・ソリストに昇格しています。

女性はクララと金平糖の精に、男性はドロッセルマイヤーの甥、くるみ割り人形、王子とたくさんの役に変身します。

撮影:瀬戸秀美

指揮は、アレクセイ・バクランと冨田実里で、ゲネプロではバクランが情熱的に指揮をしました。ウクライナ国立歌劇場の指揮者です。

片付けが終わった年末に、家族とほっこり過ごす年始のイベントとしてバレエ「くるみ割り人形」を観劇する。たまには、浮世を離れてロマンティックな気分に浸ってもいいですよね。オペラもいいけど、バレエは夢があってとろけそうです(笑)

完売の日もありますが、まだ、少しお席があるそうなので、調べてみてください。

バレエ「くるみ割り人形」新国立劇場 2022年12月23日(金)~2023年1月3日(火)予定上演時間:約2時間15分(休憩を含む)

詳細はコチラくるみ割り人形 | 新国立劇場 バレエ (jac.go.jp)

 

*2022年12月23日現在の情報です。*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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