Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

ナベサダ級のキューバ・サックス奏者ドキュメンタリー映画「Cu-Bop across the border」公開中!

東京・下北沢トリウッドで7月7日(土)~7月13日(金)まで公開している、キューバの音楽映画ドキュメンタリー「Cu-Bop across the border」。

私は生まれた時から下北沢に住んでいるのに、この映画館に来たのは初めて。ビルの2階にある50席ほどの所です。

主演アーティストは、 キューバのナンバーワン・サックス奏者セサル・ロペスとニューヨーク在住のピアノニスト、アクセル・トスカ。アクセルさんはモントルー・ジャズ・フェスティバルで優勝するほどの腕前です。

演奏が魅力的なばかりか、キューバの様子も垣間見え、ちょっとした音楽の旅気分を味わえました。街に馬車が走っていたり、市場のレタスはビックリするほど大きく、子供は路上で遊んでいる。立派な音楽学校もあります。セサルさんが仲間と練習をするのは洗濯機が置いてあるガレージ。アクセルさんは憧れのジャズの聖地アメリカに移住してハーレムで暮らしています。キューバを捨ててアメリカで暮らすアクセルさんが、国交のないキューバ(2013年)に違法に再入国し、2人は熱いセッションを繰り広げます。


この作品、2015年に渋谷のミニシアター「アップリンク」で上映されて好評を博した『Cu-Bop Cuba New York Music Documentary』を作り替えたものだとか。ライター兼フォトグラファーの高橋慎一さんが一人で作った作品を、もっと丁寧に もっとわかりやすく、専門家たちに加わってもらって1年がかりで再撮影、再編集して完成させました。キューバの政治、音楽情勢、アメリカとの関係を加えて解説を増やしました。

上映後、高橋慎一さんと、セサルさんの奥さんである日本人の聖子さん2人のトークショーがありました。映画の中で、日本人らしき美女が写っていたけど、やはり日本人だったんですね。

聖子さんに、セサルさんとの出会いを伺ってみたところ、以前日本の音楽関係の会社に勤めていた時にセサルさんが来日され担当だったのがきっかけだったそうです。そして今や、彼との間に11歳になる男の子がいます。その子は、セサルさんのDNAを継いで、キューバの音楽学校に通い、お父さんと同じサックスを吹いています。その音色は、子供と思えないほど素晴らしいとか。「5年後が楽しみ」と高橋さんも話していました。

 

この前、このサイトでご紹介したスペインのギタリスト、カニサレスさんの奥様も日本人でした。音楽家の妻として海外で暮らす日本人女性って、けっこういらっしゃるのねぇ。

もっと探し出して、ぜひお話を伺ってみたい!

 

*2018年7月8日現在の情報です。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

https://cross-over.sakura.ne.jp/

ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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