Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

紳士のたしなみでは、紳士道を追求するにあたり、
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紳士のためのお出かけエンタテインメント

現代屈指の指揮者ヤニック・ネゼ=セガンさんが、舞台挨拶されました

フィラデルフィア管弦楽団とニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督を兼ねるヤニック・ネゼ=セガンさんが、METライブビューイングの今シーズン幕開けのプレミア試写会の舞台挨拶に登場しました。

(c)松竹

オペラを映画館で楽しむ、METライブビューイング2019-2020シーズンの第一弾は、プッチーニの『トゥーランドット』。指揮は、ヤニック・ネゼ=セガンさんです。1975年生まれの、若く、実力のあるヤニックさんは、元気はつらつ。N.Y.のエトロで買ったというジャケットを着て登場しました。

ちょうどフィラデルフィア管弦楽団の来日公演が終わったところだそうで、ヤニックさんに会えるなんて感激。いつも映像の中でしかみられない方が、東劇の舞台に上がっているなんてスゴイことです。「学生の頃からMETで仕事をすることは夢でした。それがフィラデルフィアと両方の音楽監督をさせていただけるなんて、本当に嬉しい」と語るヤニックさん。フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任したのは2012年。2018年にはMETの音楽監督にも就任しました。

今期のMETでは6演目の指揮をするそうで、特に今回の「トウーランドット」は、「大きなオペラで、オーケストラも大きく、スケール感も壮大で、大好きな演目です。オーケストラピット、ステージ、金管楽器が奥にいて、聴衆の裏にもいて、そのすべての人たちに自分を見てもらって、伝えていかなくてはなりません。それがMETなら大きさもひとしおです」。

(c)松竹

「私は自分の考えを押し付けるのではなく、皆の意見を聞きインプットして、素材を集めて音楽を作っていきます。プッチーニと同じように、ぼくも誠実に作品に向き合っていきたい」と目を輝かせてお話しされていました。終始にこやかで、おだやかなヤニックさん。周りからの人望が厚いというのもうなずける話です。

今年亡くなったフランコ・ゼフィレッリの演出とヤニック・ネゼ=セガンの指揮で紡ぎだす「トウーランドット」。聴きどころは、有名な『誰も寝てはならぬ』。今週の金曜日スタートです。どうぞ、お聴き逃しなく!

 

METライブビューイング プッチーニ『トウーランドット』

2019年11月15日から21日 東劇のみ11月28日まで 場所や時間など詳細はコチラ

 

*2019年11月10日現在の情報です。*写真・記事の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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