Taste of the gentleman

紳士のたしなみ

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赤坂で、国産うなぎをリーズナブルに「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」

鮨の「銀座おのでら」が今度は赤坂でうなぎに挑戦します。赤坂見附、一ツ木通り沿いに7月19日に誕生した「薪焼きうなぎ 銀座おのでら本店」は、国産うなぎ手頃に食べられるお店です。

「国産うなぎ重)(上」(3300円税込)

7月24日の土用の丑の日を前に、あちらこちらで盛んにうなぎのPRがされていますが、気になるのはお値段です。どこに行っても高級で、さらにそれが国産となればなおさらです。

日本のものをリーズナブルに提供しようと、再び「銀座おのでら」が新業態にチャレンジしました。

「銀座おのでら」は、「銀座から世界に」をコンセプトに、鮨・天ぷらといった日本食を、現在、3カ国18店舗で展開しています。「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」は4年連続ミシュランガイド一つ星を獲得する「薪焼 銀座おのでら」料理長の寺田恵一シェフが監修します。

うなぎは、九州の山田水産からの一括仕入れ。お米は、北海道のゆめぴりか。タレは、寺田シェフがフレンチのシェフらしく赤ワイン使った特製タレを考案しました。漬物の代わりは、母体が鮨屋らしく「ガリ」。

価格を抑えるために、職人をおかず、ご飯をふわっと盛り付けるロボットや、お吸い物も給湯器のような機械を導入し、焼きの部分では、白焼きを仕入れてタレにつけ、店では薪焼の香りを纏わせるだけの作業に軽減しました。

この日は、「国産うな重(並)」(2200円税込)と、夜のサイドメニュー3種類(本来の半分量)をいただきました。うなぎは、薪の香りをまとい、甘めのたれが他では味わえない特徴です。

「薪薫る枝豆」(350円税込)は、薪火であぶって香りをつけ、ペペロンオイルをまとわせたもので、ビールのつまみにすると元気が出そうです。鰻のたれがかけられた山椒香る「フライドポテト」(400円税込)。国産うなぎの肝を生姜をきかせて煮た「肝佃煮」(450円税込)です。

ランチ限定ですが、この並の半分量の鰻がのった「国産うな玉丼」(980円税込)。同じ鰻の量で、ディナー限定で「国産ミニうな丼」(980円税込)。

このほか、「国産うな丼」(1500円税込)、「国産うな重(特上)」(4400円税込)など、それぞれ鰻の量が違います。もちろん、アルコールとご一緒に「かば焼き」「白焼き」「鉄板う巻き」「うざく」「肝串焼き」といったものもあるので、軽く飲みたいときに、ちらりと立ち寄ることも可能です。

またアルコールのラインナップはもちろんですが、ソフトドリンクも充実しています。有機サトウキビでつくられた炭酸飲料や、愛知県の和歌山無農薬みかんのジュース、千葉県八街のジンジャーエール、山形県月山ワイナリーのぶどうジュース、栃木県足利ココファームワイナリーのぶどう酢ソーダと、どれも試してみたいものばかり。

さぁ、猛暑を乗り切りましょう。

*2024年7月19日現在の情報です*記事・写真の無断転載を禁じます。

岩崎由美

東京生まれ。上智大学卒業後、鹿島建設を経て、伯父である参議院議員岩崎純三事務所の研究員となりジャーナリスト活動を開始。その後、アナウンサーとしてTV、ラジオで活躍すると同時に、ライターとして雑誌や新聞などに記事を執筆。NHK国際放送、テレビ朝日報道番組、TV東京「株式ニュース」キャスターを6年間務めたほか、「日経ビジネス」「財界」などに企業トップのインタビュー記事、KADOKAWA Walkerplus地域編集長としてエンタテインメント記事を執筆。著書に『林文子 すべてはありがとうから始まる』(日経ビジネス人文庫)がある。

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ダンディズムとは

古き良き伝統を守りながら変革を求めるのは、簡単なことではありません。しかし私たちには、ひとつひとつ積み重ねてきた経験があります。
試行錯誤の末に、本物と出会い、見極め、味わい尽くす。そうした経験を重ねることで私たちは成長し、本物の品格とその価値を知ります。そして、伝統の中にこそ変革の種が隠されていることを、私達の経験が教えてくれます。
だから過去の歴史や伝統に思いを馳せ、その意味を理解した上で、新たな試みにチャレンジ。決して止まることのない探究心と向上心を持って、さらに上のステージを目指します。その姿勢こそが、ダンディズムではないでしょうか。

もちろん紳士なら、誰しも自分なりのダンディズムを心に秘めているでしょう。それを「粋の精神」と呼ぶかもしれません。あるいは、「武士道」と考える人もいます。さらに、「優しさ」、「傾奇者の心意気」など、その表現は十人十色です。

現代のダンディを完全解説 | 服装から振る舞いまで

1950年に創刊した、日本で最も歴史のある男性ファッション・ライフスタイル誌『男子専科』の使命として、多様に姿を変えるその精神を、私たちはこれからも追求し続け、世代を越えて受け継いでいく日本のダンディズム精神を、読者の皆さんと創り上げていきます。

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